忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

2016書TEN―糧―作品紹介⑥

2016-11-30 11:03:49 | 書展
11月も終わりとなりました。
書TENの作品紹介を続けましたが
今回で終了といたします。
ラストを飾るのは、
今回私が一番好きな作品。


「寿山」

書TEN代表 木原光威氏作品


「あたためてきたものを
つみかさねてきたものを
やむにやまれぬものを
つたえたいおもいを
わかってもらえたしあわせ
うけとってもらえたよろこび」

今回の「2016書TEN―糧―」
多くの方に観ていただき、
沢山の反響をもらいました。

皆様からいただいた
しあわせとよろこびを
「糧」として、
今後も奮励努力いたします。


2016書TEN―糧―作品紹介⑤

2016-11-29 10:34:40 | 書展
朝から曇天。今やっと太陽が顔を出し、
まぶしい光を注いでくれました。

本日は、私の作品2点のご紹介


「森羅万象」


超長鋒による実験作です。
「私らしくない」と首をかしげる方もあり、
「これは新鮮!」と褒めてくださる方もあり、
反応は様々です。

良かれ悪かれ
今の自分ができることを、
精いっぱいに。

「これが自分の書」と決めつけず、
常識にはとらわれず、
殻を打ち破る。

墨と紙と筆と・・・もがいています。


「糧」とは?
家族や友人や周りの人々であったり、
花や鳥や風景、周囲の環境であったり、
風のやさしさ、月や星の輝き、太陽の温かさ、
宇宙の全て、ありとあらゆるものが
自分を元気づけてくれる要素。

しかし、その要素は、
自分の「心」の持ちようで
良い方向にも悪い方向にも向くものです。



そんなことを考えながらの「心」です。

2016書TEN―糧―作品紹介④

2016-11-28 12:01:38 | 書展
先週の書展終了後より慌ただしい日々が続き、
本日はやっと一日休み。
ゆっくり朝寝坊をしちゃいました。

「2016書TEN―糧―」の作品紹介の4回目、
先輩3名の作品をご紹介。


「共」

高知在住の谷合双辰氏




「林下風」

多田翠香氏




「杉田久女の句 けふの糧に幸足る汝や寒雀」

伊地知星夏氏





私は、書TENで、
先輩方が導いてくれる光を頼りに
歩んでいます。



のろまなので、
足手まといかもしれませぬが、
仲間がいることの喜びと感謝。
勇気を与えられ、励ましあえる。
私の人生の「糧」となっています。


2016書TEN―糧―作品紹介③

2016-11-27 23:02:39 | 言葉
11月も終わりに近づき、今年も1か月と少し。
今年の成果は?と考えると、
只々、日々の雑事に追われていた
残りの1か月、
やり残したことを片付けるのに専念。
毎年、この時期は気持ちだけ焦る。

さて、「2016書TEN」の作品紹介の3回目

奎星会で活躍されている桃太郎氏の作品


「抱 瓶の圖」




「私は何人の人に会ったでしょう」




「狐印(こんじるし)叱られて饅頭」




作品は物凄く独創的で
そして題名もユニーク

特に「狐印(こんじるし)叱られて饅頭」は今回の注目作。
空き箱にお饅頭を模った包み紙
狐の版画に朱文字で「叱られて」「しかられて」と書かれている。

童謡「叱られて」の歌詞の一節
♪こんときつねが泣きゃせぬか♪
から狐印が生まれたとのこと。

洒落ばかりではなく、
今の時代に失われた童謡
哀愁のある歌詞からの発想
深いものがあるなぁ

「叱られて」

2016書TEN―糧― 作品紹介②

2016-11-26 11:56:51 | 書展

「山」


上の作品は、新潟県三条市在住の岡村雞守斎氏

白髪のオールバック
気骨のある芸術家
そして、優しく「和」を重んじる人

会期最終日
席上揮毫にて
その腕前を披露された。

狭い会場ですが、
養生シートの三方を二重三重の人だかり
大勢の方にご覧いただきました。