現在開催中、現日会代表書家展part3(銀座鳩居堂)での
出品作です。
蘇東坡(そとうば)の詩に出てくる「我忘吾(がぼうが)」
この世の我が煩悩をなくして悟った吾になる。
自分を忘れるくらい思索にひたる。無念無想の境地の意。
を、書いておきながら、
「我」のわがままな自分を捨てきれず、
とてもとても「吾」の悟った境地にはなれない私です。
書展タイトルは「代表書家展」ですが、
私のような若輩が、「代表」というのは、おこがましく、
現日会の仕事を少しお手伝いしているので、
ご褒美に代表の先生方のお仲間に入れていただいています。
昨日は、当番で一日会場におりましたが、
お天気もよく、たくさんの方々にお越しいただき、
有難いことです
お客様が、「一つとして同じ書風がなく、それぞれが違うことが楽しい」
と感想をいただきます。
小さな作品ですが、
銀座の真ん中で、作品発表の機会をいただき、
幸せなことだと思います