忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

第21回 蘭秀会書展

2014-04-18 22:05:43 | 書展
冷たい雨の一日でした

本日より絵手紙教室の講師としてお世話になっている
沙於里先生がお母様と主宰される
第21回蘭秀会書展が開催されています。(20日まで)

朝から出かけようと思いながら、
雑事が次から次へと・・・

午後3時になってやっと港南台を出発。
町田の会場への到着は4時半になってしまいました。
5時までの書展で、残り30分。

ご挨拶もそこそこに、
慌てて拝見し、シャッターをきりました。

お母様はお加減がすぐれないとおっしゃっていましたが、
楽しくおしゃべりさせていただき、
熟練の作品を見せてくださいました。


会期中につき、写真は小さく控えめに。↓

     

昨年より出品者が少なくなったそうですが、
力作が並んでいました。



今日は、沙於里先生の「叶」コレクションの中から、
私の好きな作品を3点お見せしちゃいます。。。


   


    


    

他にもたくさんの「叶」が展示されています。

一つの「叶」という文字が、いろいろ表現され、
単純な文字でありながら、表情は様々。

沙於里先生が、書く事を楽しんでいる様子が伺われ、
見ている私も、嬉しくなります。

「叶」の額は、すべてご自分で表具をされているので、
色を上手につかったマットが冴えています。

こんなモダンな書が一点お部屋にあると素敵ですね




一杯のお茶 

2014-04-14 10:57:18 | 書展
昨日、お蔭さまで「2014現日会女流書展」が終了いたしました。
ご来場くださった皆様、ありがとうございました

書展をするたびに、様々なことを学びます。

作品に関することは勿論ですか゛、
ご来場いただく方への感謝の気持ちが大切だと
つくづく思いました

一杯のお茶でお客様をおもてなしするのに、
真心を込めてお茶を入れることが肝要。
どんな良いお茶を使っても、心が込もっていなければ、
お客様は美味しいと感じてくださらないでしょう。
たとえ粗末なお茶であっても、
一生懸命おもてなししようとする心が
美味しく感じさせてくれると思うのです。

それは、書に通じていて、
たとえ技術が未熟でも、
懸命に表現しようとする心意気が、
良い作品を生み出すと思います。

私は、作品も人間もまだまだ未熟ですが、
人間いくつになっても、
完璧ということはないので、
未熟なりに頑張っていきたいと思います。

さて、今月に行われる知人の書展をご紹介します。

まず、絵手紙講習会の講師として、いつもお世話になっている
沙於里先生とお母様が主宰される蘭秀会書展
会場の町田市民ホールは、町田駅から徒歩7分です。

          



岡本公平先生が主宰されるCACA現代アート書作家協会の書展です。
現代的な作風にいつも目を見張ります。
4月17日(木)~27日(日)11:00~18:00(最終日は16:00まで)
タチカワ銀座スペースAtte 銀座8-8-15 タチカワブラインド銀座ショールームB1

          



現日会の名誉顧問 國吉幸舟先生が代表を勤められる「第51回 好文会書展」
例年の会場とは違って、今回は銀座大黒屋ギャラリーで行われます。

          



いつもお世話になっている書道ジャーナル研究所の小野寺啓治先生の書画展です。
楽しみにしています

          

          





 

2014現日女流書展 私の好きな作品

2014-04-11 18:13:43 | 書展
このところ、春の暖かさとともに良いお天気に恵まれて
現在開催中の現日女流書展が大盛況です。

お越しくださった方々に厚く御礼申し上げます

昨日、私は会場に行かれなかったのですが、
中国ご出身の男性が私の作品をとても気に入ってくださったとか。
大変嬉しい朗報です

その私の作品「如何に」は昨日のブログでご紹介しましたので、
本日は、他の諸先輩の作品の中から、
私が好きなものをご覧いただきます。

        
中谷翠泉先生の作品です。「礎」上下左右の空間が綺麗です。

        
伊地知星夏さんの作品です。「固まって薄き光のすみれ哉」
「薄き」の強さと「すみれ哉」のとぼけた感じがすきです。

        
谷合双辰先生の作品です。蕪村の句「冬の梅 きのふやちりぬ 石の上」
熟練のかなの線が見事です。

        
私と大学同期生の守谷秀翠さんの作品です。
鈴木道彦の句「ゆさゆさと桜もてくる月夜かな」 狭い空間をあえて作り、夜桜の風情を出しています。

        
大先輩 高頭子翠先生の作品です。「九變爲一」
温かく優しく、それでいて芯の強いお人柄が現れた作品です。



私は書かれた方をよく知っているので、
書は、技術だけではなく、
「人となり」が現れるものだということを
つくづく感じます。

良い作品を書くためには、
人間としての修行が必要
先輩方の作品を拝見し、痛感するのです。

嫌なことがあっても、
腹のたつことがあっても、
笑いとばす、

辛いことや苦しいことも、
じっと耐え忍ぶ、
そんな人間でなければと思います。


明日、明後日と残り2日の会期となりました。

どうか、良いお天気でありますように・・・



母をおもいて

2014-04-10 23:13:52 | 日記
母が亡くなって、まもなく1ヶ月です。
やっと、母がいないことに慣れてきたように思います。

生きているうちに
もっと母のためにやってあげることがあったと思います。
もっと母と一緒の時間を大切にすればよかった。
もっと母をどこかに連れて行ってあげたかった。
後悔が残ります。

母が病気と闘い、精一杯生きてくれたこと、
私の人生にとって大きな事です。

娘がまだ小さかった頃、私が仕事で出かけるときは、
よく子守をしてれました。

その頃の思い出が、母の幸せの時だったようで、
話をすることがままならない病床で
娘の幼稚園のころの話をはじめ、
驚きました。

人間は永遠ではないのですから、
私も残りの人生を「如何に」
生きるべきかということを考えなければと思います。

流される人生ではなく、
築き上げる人生がほしいと
思います。

やり残したことが
一杯の人生ではなく、
やり尽くした人生にしたいものです。

今回の現日女流書展は、
そんな思いから「如何に」と書きました。

           

「如何に」という言葉は、
「どのように」という意味と「どうして?」「なぜ?」という意味があって、
そう思うことからも、新たな発見と自分探しができると
信じています。



今日は相模原に住んでいる従兄弟夫妻が、お参りに来てくれました。
久しぶりに会ったので、母の話、父の話、伯父・伯母の話、兄弟の話、
昔懐かしい思い出話をたくさんしました。


相模原と言えば、
いつもお世話になっている沙於里さんから、
素敵なお手紙をいただきました。
有難うございます。

           



最近、私の心に響く曲です。
Metisさんの「花鳥風月」
皆様に一緒に聞いていただければ幸いです。
           



夜のお稽古をはじめます。

2014-04-09 01:29:18 | 教室
今月14日より月2回、夜のお稽古を始めます。

学生さんやお勤めの方、
ご希望の方はどなたでも、お越し下さい。

夕方6時から8時まで。
磯子区民文化センター杉田劇場会議室にてです。

入会ご希望の方、お問い合わせは、reisenkai✩goo.jp へ。
メールをくださる方は、アドレスの✩を@に変えてください。



昨日(8日)は、「2014現日女流書展」のお当番で、
一日鳩居堂の会場に詰めていました。
初日だったので、一日で200名以上のお客様にご来場いただきました。

麗川会の皆様、友人のIさん、そしてお仕事のお忙しいMさんがお越しくださり、
皆様に感謝いたします。

皆さん口々におっしゃるのは、「たびたび書展に出品されて大変ですね」と。

そうなんです。
でも、そんな私の書展をたびたび見に来て下さる皆様も大変です。

どうぞ捨て置いてください。
私が好きでやっていることですから・・・

皆様にたびたび来ていただき、
大変恐縮しています。



今は、来月はじめの賀墨書展の作品制作に苦しんでいます。

↓まだ、制作途中の段階。作品の部分です。



これは、120cm四方の紙に書いています。

大きな文字を書くのは久しぶりなので、
果たして完成できるでしようか?
不安です。


苦しみが大きいほど、
出来上がった時の喜びは、大きいはずなのですが・・・