湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

転校生物語

2012年12月21日 | 詩歌・歳時記

            石垣の岩を割るための、鑿の跡。・・彦根城・・

小学校の母校が私には六つある。 一年生の時、土浦市の学校を一学期のたびに転校した。

二年で東京の武蔵境の境南小学校~四年の時に田無小学校~五年の半ばに日立市の水木小

学校へ。 そして、卒業式の1週間前に、滋賀の醒ヶ井小学校へ転校したのだった。

     菊活けてひとりの厨はなやげる

父はバリバリの職業軍人だった。敗戦後、南方から帰還したあと、武家の商法の謂いのとおり、

商売に失敗して、会社を転々としたのだった。

今、私はその転校物語を肯定的に捉えている。 各地に「ペン・フレンド」ができ、手紙を書く楽しみ

から、文章を綴る歓びを身につけたことは、何にもまして貴重なことであった。

       それなりに彩づく妙や雑木山

でもね、九九が言えませんのさ。特に五の段以上が・・・・。 算数の授業の途中で転校した学校

では、もうすでに九九の授業は終わっていました。 だから今も、9・7って言えない。

頭んなかで7・9と置き換えて、63とはじき出すのですよ。             

長浜・湖岸道路

簡単な漢字の読み方も自信がないのです。 難しい漢字はバッチ・グーなんですが・・・。

「世論」・・・・せろん・よろん?。  「教諭」・・・・きょうろん・きょうゆ? 

最近の政治番組で「首長」を、くびちょうと言っている。えっ? しゅちょうじゃないんかい?

ごくありふれた漢字の読み方に、声をひそめてしまいます。

       二羽の鴨水尾重なりて秋ふかむ

5回も転校を繰り返し、ひとつっ処に安住していると、尻がむずむずしてまいります。

滋賀に移住してから20年・・・・そろそろ、生まれ故郷の魚津へ転校したくなりました。


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