手作りの趣味を持つ「お絵描きやさん」

北海道産のパートナーNと暮らすワーキングババ
娘3人・孫ッチが3人、休みなし
品川生まれの品川育ちです

北品川(きたしな)散策 利田神社(かがた)と鯨塚~大井町

2015年02月03日 | 日記

散歩がてらどこへ行こうかな? と考えた時に品川の先っちょに行ってみようと思いました。

北品川の駅を降りて、船宿が集まっている運河に向かって歩きます。 

目的地まで少しの間、雉猫に案内してもらいました。

キミはもうお家に帰るんだね。 ありがと。

船だまりになっている運河に出ました。

ココから右手に行く予定。 天気が良く、風が少ないので水面に風景が映っています。

看板の文字まで読めるほど! 

お天気が良くて嬉しいv(*´>ω<`*)v

大正14年9月に竣功した北品川橋。 

90年前は、ココから比較的近い芝浦でNHKラジオ放送がスタートした年です。

古いけれどしっかりした造り。

北品川橋の橋脚に塗料製造は日本ペイントだと記してあります。

その日本ペイントはこの橋の近くにある企業なのです。 ペンキ発祥でもある企業です。 

鯨を供養・祭祀するためにたてられた鯨塚。

日本において鯨は生きていくための重要な資源だったと思います。

だって、肉、皮、骨、歯、髭、内臓、鯨の完全利用をしていたのですから!

私個人は捕鯨賛成派です。(もちろん程々に捕鯨するのがお約束ですが) 

日本の食文化を「欧米の正義」という驕りで貶されて良いわけではないと考えるからです。

***

鯨塚に眠っているのは寛政10年に天王洲で動けなくなっていた鯨(体長16m・体高2m)。

漁師に捕まえられ、11代将軍家斉にも見せられ、その後頭の骨だけが埋められたそうです。

境内に鯨塚がある利田神社(かがたじんじゃ)で、目黒川と海の境目に創建されました。

品川にある東海寺の沢庵和尚が漁業者の守護神・弁財天を勧請したのが始まりだとも言われています。

品川にあるのに空が広く感じられ、境内全体が清々しい感じがします。

江戸時代において品川の海は釣り・船遊び・潮干狩りなどで賑わった観光地でもありました。

目黒川の旧河口に出来た猫のしっぽのような形の大きな洲ということで「須崎」と呼ばれ

「須崎の弁天様」という名前で、歌川広重の浮世絵にも描かれるほどの有名な場所・観光地になっていたそうです。

江戸型の狛犬さん。 たてがみが風になびき、仔犬を遊ばせています。

手水は明治7年に東京湾を航行していた郵便船の乗組員が奉納したそうです。

海に関係する弁財天をお祀りしている利田神社ならでは。

神紋も鱗と波の文様です。

須崎のまわりは1774年から3000坪ほど埋立てられました。(そのせいで須崎の形ではなくなりました)

その後、埋立地は南品川新開地と言われていましたが、名主の名前を用いて利田新地となったそうです。

昔ながらの町には野良猫たちの姿をよく見かけます。

猫たちにも優しい町はきっと人間にも優しい街ですね、きっと。

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以下は目的の利田神社からの帰路になります。(おまけとして)

浮世絵に描かれた東海道筋にも見られる波打ち際の護岸用の石垣がまだ残っています。

時間の流れを感じさせるような磨り減った石垣。

何の気なしに見ていれば通り過ぎてしまうほど。 石垣はそ知らぬ顔をして何を見てきたのだろうか?

焙烙灸が出来る一心寺は成田山の不動明王を信仰されています。

頭の上に素焼きのお皿をかぶった上に「もぐさ・みそ・どくだみ」をまとめたものに火をつけます。

祈祷法の一つでもあるそうで、昭和6年から行っているそうです。

新馬場駅に近づくと、慶応元年創業の丸屋履物店があります。

古い木造家屋で、店内は石畳。

チャキチャキしたちょっと無愛想なオジサンが自分の足にピッタリに鼻緒をすげてくれます。

北品川商店街も新しいお店やリフォームした店舗が多くなりました。 

海のすぐそばのこの地は鉄火巻きの発祥地でもあるそうです。

穴子飯の幟が掛けられています。 穴子じゃなくて、蝦蛄を甘辛く煮つけた品川めしが食べたいなぁ。

人力車が目立つ、品川宿交流館本陣お休み処。

品川の観光資料や駄菓子が置いてあり、季節になると海苔佃煮が並びます。 

大阪出身の女性が店長のたこ焼き「蛸地蔵」さん。 看板がユニークです。 

今度小上がりでたこ焼き寄り道したいな~。 きっとNは片手ビールでしょう。 

シャッターを下ろしていてもツマラナイ街にはなりたくない北品川商店街。

それぞれのお店の特徴を出したシャッターが多いです。 看板然り! 

目黒川にかかる品川橋の欄干には都鳥と言われたゆりかもめがデザインされた街灯があります。 

竹内医院さんは古い木造の美しい建物。 明治末期の建築だそうです。 

カラーリングもオシャレです。 

南品川2郵便局近く・文具くまがいさんの外壁に三菱鉛筆の古い看板があります。

銅製らしく緑青が得も言われぬ雰囲気~。 

三菱鉛筆は大正14年創業で、三菱財閥とは関係はないそうです。

だんご遠州家さんのとなりにある自販機+カバー。

お祭り大好きな品川宿のイメージそのままです! 

側溝の蓋。 中央に品川区のマーク・その上に「品川区」・下には「旧東海道」とあります。

海が近かったからかスリットが波模様になっています。 

東海道北品川交差点に出来た大きなマンホール・・・。 これなんだ?

Nの影と比べてもかなり大きい。 NANJYOとも書いてあるけれど、普通のマンホールじゃないですよね?

2014年夏のストリートビューにはこれはありませんでした。 

青物横丁駅から大井町駅へ歩きます。

途中細い路地の飲み屋街を歩く。 なんでもTVに出たというラーメン屋があるらしくNが興味を惹かれたから。 

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旧街道を歩いていたら土建屋さんのポスターを見つけました。 ついに土建業にも萌えキャラがっ! 

東京土建のポスターに登場したどけ~んカムカムちゃん。

一説によると実写のカムカムちゃんもいるそうな。

カムカムちゃんの頭には三角コーンやヘルメットなどが乗っかっています。(実写にはありません)