大正天皇が皇太子でいらした時からのご静養地
田母沢御用地は昭和22年まで使われたそうです
敷地面積は11900坪! お部屋は106室
見学者は唐破風の車寄せから入ります
造営当時からあるガラス工芸・江戸切り子の照明
いきなり釘隠しが金ピカ!
絨毯も柄が細かい
部屋にいる人が庭を見るための工夫がなされているといわれています
英語字幕のついたビデオもありました
天井が高いー
従姉に言わせると昔と展示方法が違うかも~?らしい
きれいに整備され、良い方に改善されたみたいです
庭も東西南北や中庭がそれぞれ違った趣
風や明かりを効率良く取り入れられます
謁見所入り口ではない場所の釘隠しは金ピカではありません
ハレとケの違いでしょうか?
こちらの戸の取っ手は金ピカ
中国風の襖絵が展示されています
中国の子どもが獅子舞で遊んでいる襖絵
獅子の顔が青い
釘隠しや襖の取っ手もわかりやすく展示されています
釘隠し一つは5つの部品が組み合わさっていることに驚き
畳縁の展示 忠紋縁(大紋高麗縁) 繧繝縁(一番格が高い)
身分によって使える畳(縁)が決められています
十六八重表菊紋がガラス戸にも!
戸に嵌められたガラス自体が古い波ガラス
建物の下の石段は職人や使用人が使ったもの
これは京都の御所などにもありました
饗宴に使われた表御食堂 床材の組み方が複雑!
欅の柾目寄木張りと言うのだそうです
ビリヤード部屋(御玉突所) 照明のデザインがステキ
部屋の角の蛇口ですが、右からは水・左からはお湯が出たそうです
床は欅の寄木張り 天井は檜の猿頬竿縁天井(調べないと読めないっ)
一つ一つに手が込んでいます
左から天井を洗う前→水洗い→丁寧な水洗い→灰汁洗い
順に参加した木材が白く洗われたのがわかります
電気の傘もひとつで華やか
電気のスイッチ 間違えて消してしまいそう
不用意な破損事故が多いそうです 気を付けなければ!
小さいけれど菊紋 手で触れにくい~(^_^;)
謁見所に向かいます
天皇から庭にかけてうっすら斜めになっています
庭がよく見えるようにしているとスタッフさんから伺いました
書院作りの畳の部屋に絨毯敷き
椅子の左隣は帽子を置くのだそうです
天井の下に柱を隠し、ぐるりと白くなっている壁を蟻壁というそうです
それによって天井を浮いたように見せることで
圧迫を感じさせない作りにしています(写真では見切れています)
皇族の方々のおしるしも植えられているそうです(私にはわかりません・・・)
障子の縦桟は左右で厚みが違っていたり
閉めた時に隙間がないようになど考えられています
黒に金!映えます
それは書院窓に付けられた錺金物
スタッフさんのいる広縁、庭に向かって斜めになっています
部屋の中から庭が見やすいなど、これも天皇陛下中心の作り
広縁が2段!! それでも庭がよく見えるような工夫
天井の張り方も天皇陛下が歩く方向にあわせて
木材の切り口が見えないようにしてあるとのこと!?
はぁ~っ! もう溜息しか出ません 凄いー!