生命

まるまるした
柿を　いただいて

食べやすいように　
八つに　カットしたところ　

きれいに　
カットされた　種の　中では

胚乳に　守られて
中ほどに　双葉となる　子葉
種皮に　向かって　胚軸が伸びる様子が　クッキリ


　
肉や　魚に　限らず
全てのものに　命があり

その　
全ての命を　いただいて

自分の　命の中に　
生かして　いくことが
いただきます　なのだなあと

あらためて　
感じながら　柿を味わう　和尚でした　(^人^)

本日より開炉

開炉というのは
禅寺で　炉を使いはじめること

地域によって
寒さが　違いますので
道場ごとに　多少の差は　ありますが　　

陰暦１０月１日　
新暦１１月１日を　目安として
火鉢などの　炉（暖房器具）を　使い始めます


今年は
１２月に　入っても
暖かい日が　続いていたのですが

さすがに
そう　いつまでも　暖かいはずもなく

節寺坐禅会でも
本日より　開炉
屏風と　石油ストーブで　冬モードの　始まりです

パキッ！！

一昨日からの　寒さで

クヌギの木たちが
一気に　葉っぱを　落としています

毎年のことながら
大量に　落ちる葉っぱは　

竹ボウキで　
立ち向かおうとしても
ちょっと　風が吹くだけで
あちら　こちらに　散らばるばかりで　
北風が　ゴーッと　吹く日を　待つばかり

しかし！

そうは　言っても
出来る範囲は　やっぱり　なんとかしたいもの　

そんなときに
重宝するのが　エンジンブロア

今年も
活躍してもらおうと
ダクトと　集塵バッグを　セットして

ブオン　ブオン　ブーーーン！！と

枯葉を　
勢いよく　吸い込み始めた　途端

パキッ　と　
何かが　はじける音がして
ダクトが　ブラブラと　しはじめました

エンジンを止めて
ダクトを　点検してみたら・・・

ダクトを　支える　
プラスチックの　爪が　
２本　欠けてしまっています　

経年劣化で　
ダクトを　支えきれなくなったようでした

作業は　中断
修理に　持っていくと
曜日の関係上　メーカーに　出すのは　週明け
治ってくるのは　年明けに　なるかもしれないとのこと　

どうしますか？

と
訊かれたものの
どのみち　このままでは　どうにもならぬと　修理を依頼

帰りぎわに
ふと　目に入った　鉢植えから
パンジーが　元気を出して　と　
声を　かけてくれたような気が　したような　しないような　・・・

あらためて

盆栽は

海外でも
ＢＯＮＳＡＩ　と
そのまま　日本語で　
通じるのだそうですね

育て下手の　
和尚に　とっては
究極の　苦手分野です・・が

けして
見ることまで　苦手
というわけでも　ありません

そんな　和尚が
きょう　出遭ったのは
お寺の　表玄関に　しつらえてあった



低い位置から　見ると
高さ　５０～６０センチほどなのに
まるで　鬱蒼とした　森のように　見えました　

そして

もう　一本は



後ろに　生えている
大きな　モミジに　まけない　
葉を　落としてもなお　堂々とした　存在感　！

いったい
ここまでの　存在感に　なるまで

どれだけの　年月と　
どれだけの　手間が　かかったのでしょう

やっぱり

育て下手の　
和尚に　とっては
究極の　見てるだけ～　の分野です　(^_^;)

久方ぶりに

きょうは
久方ぶりに　寒いですね

冷たい風が　吹く中
所用で　うかがった先で

手水鉢に
ポツ　ポツと　
水滴が　落ちる　様子は

その寒さと　あいまって　
いっそう　清冽に　感じられました


下の写真は
何枚か　撮った写真を　

水滴から
輪っかの波に　なるまでを
想像しながら　時系列的に　並べてみました　

①落ちた水滴が　一瞬　水面に　潜って　


②そこから　跳ね上がって　


③砕けながら　水面に　波の輪が　広がっていきます


いまどきの　コンデジは　
こんな　瞬間の　切り取りまで
できるように　なってきていて　ビックリです