鍾馗を探そう

鍾馗(しょうき)さんをご存じですか?
魔除けとして、古い民家の屋根などに置かれています。

安曇野市周辺《2日目》  (4/19)

2011-04-19 05:36:22 | 長野県
翌3日は早朝から師匠の車の助手席に乗せていただき、
鍾馗さんを見つける役をおおせつかりました。
ところが、見つけるのは運転している師匠ばかりで、
私は1体も見つけることができませんでした。


昼過ぎにさんろくさんのお店に戻り、師匠を送り出したあと、
ソフトクリームを注文してお店の外にあるベンチに座っていただきました。
日差しは柔らかく、肌寒さは感じませんでした。
長年の喫煙で汚れた肺の中を安曇野の新鮮な空気と入れ替えるため、
大きく息を吸い込んでは吐き……をしばらく繰り返してから出発しました。

数キロ走ったところで携帯電話が鳴り、
「鍾馗さんを見つけました」という師匠からの朗報が飛び込んできました。
カーナビはつけてないけれど、持参した大雑把な地図を見ながら指定された方面へ向かいました。
近くまでは行けたものの、やはり道に迷って師匠にSOS、
手のかかる弟子で申し訳ありませんでした。

安曇野にはまだ隠れている鍾馗さんがいます。
さんろくさんのこれからの探索に期待するとともに、
師匠と再び訪れて、3人でゆっくり杯を酌み交わしたいと思っています。








対で置かれており、上は西向き、下は東向き。
見つけたときは西向きの鍾馗さんだけしか撮っていませんでした。
早めの昼食を食べているとき、師匠が「反対側の確認を忘れましたね」と。
そうです、安曇野の棟端に置かれている鍾馗さんを見つけたときは、もう一方の端も確かめなければなりません。
師匠の一言がなければ、いまごろは地団駄を踏んでいたことでしょう。

上の写真の右下隅に注目してください。
手が見えているので、鬼がもう1匹潜んでいるようです。
職人さんの遊び心が伝わってきて、楽しんでつくっている様子が想像できます。




上は西向き、下は東向きに、対で置かれていました。

土蔵の壁には、田植え道具(?)がありました。
いまはもう使われていないのでしょうね。
この屋根の上に、上の2体が置かれています。






上が南向き、下が北向き。
師匠・kiteさんのブログに、おうちの方に聞いたお話が掲載されています。

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4 コメント

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Unknown (kite)
2011-04-23 23:49:51
レス遅くなりました。

鬼を笠で押えつける鍾馗さんとういう図柄はあるみたいですね。ネットで探すと事例が出てきます。ただ、謂れはどうもよくわかりません。
また服部さんに聞かないといけないですね(^^;

瓦鍾馗さんで見るのは初めてです。

鬼二匹をを相手にしている鍾馗さんも数少ないんですよ。
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Unknown (おとん)
2011-04-24 20:09:17
いつも勉強になるコメントありがとうございます。

なにか謂われがあると思うのですが、想像力が働かないもどかしさがありますね。
ドラえもんの「タケコプター」と「どこでもドア」があれば、鬼に金棒なんですが……。(^^ゞ

>鬼二匹をを相手にしている鍾馗さんも数少ないんですよ。
でしょうね、私は初めてです。
現地ではピントが合っているかどうかに重点を置いているので細かいところは見ておらず、
右下に手が見えていることに気づいたのはパソコンに移してトリミングしているときでした。
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Unknown (kite)
2011-04-24 23:52:24
私も一緒で、気づいたのは家に帰ってというより、一週間くらいたってから(^^;

鬼二体、思い出せるのはこの3つくらいです。

http://www.ne.jp/asahi/yuhi/kite/shoki/Representative/html/299_f.htm

http://www.ne.jp/asahi/yuhi/kite/shoki/Representative/html/428_f.htm

http://www.ne.jp/asahi/yuhi/kite/shoki/Representative/html/1108_f.htm
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前言取り消します(^^; (おとん)
2011-04-25 17:55:10
ぎょえっ!

昨夜の「でしょうね、私は初めてです。」のリコメントは取り消します。(^^ゞ
#428(葛城市竹内)は昨年7月に撮っていました。
まだ1年もたっていないのに忘却の彼方とは……。(^^;
情けないです(まぁ、いつものことですが)。

きょう、奈良県吉野町で1体見つけましたので、メールします。
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