英国ロイヤル・オペラが5年ぶりに来日
東京・神奈川でリゴレット・トゥーランドットの2演目、計8公演を行った。
私達は神奈川県民ホールにて上演されたリゴレットを観に行った
横浜の平日マチネは特別価格の設定で、このためか満員御礼の集客だった。
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指揮 アントニオ・パッパーノ
演出 オリヴァー・ミアーズ
リゴレット: エティエンヌ・デュピュイ
マントヴァ侯爵 ハヴィエル・カマレナ
ジルダ: ネイディーン・シエラ
ロイヤル・オペラ合唱団
ロイヤルオペラハウス管弦楽団
所謂引越し公演でチケット代もそれなりではあるが、海外旅行先で観劇することを考えれば、と行くことにした
神奈川県民ホールというやや年季の入ったホールではあるが、舞台演出などにもネットで伝え聞くロンドン公演のものを再現されていたと思う
オープニングのカラヴァッジョの絵画のような人物を配した舞台に一気に引き込まれる。
主役達のアリアはもちろん、コーラスも素晴らしかった
サイド側の席だったので、中央席だったらもっと迫力の声量を感じられたかもと席選びを若干後悔した。
ジルダがひざ丈のワンピースだったり、男性陣がスーツだったり、と衣装がいつの時代か分からないのも演出の狙いなんだそう。
マントヴァ公爵の館が豪華絢爛ではなく、複数の大きな女性の裸体画以外は意外と質素なのも、好色のマントヴァ公爵を上手く描いていた
今季METライブビューイングで観たジルダ役ネイディーン・シエラは私の中でジルダのイメージを変えたし、本公演がリゴレットの観方に厚みをもたせてくれたと思う。
ジルダ、リゴレットの悲劇の印象が強かったけど、相手を思っている体で自分の気持ちを押しとどめられなかった結果かな、、、なんて思ってしまった
そして、舞台の所々に演出される女性蔑視やイジメや公爵・男の集まりの傍若無人さなど、なかなか辛辣だな、とも思った
ホール内は休憩時間を含めカメラ撮影禁止だった
トイレ、カフェテリアは1階のみで、開演前・休憩時は大混雑だった
県民ホールの駐車場の割引対応はなし