*****ご注意!!!一部ネタバレの可能性があります!*****
前作 「連続殺人鬼カエル男」はTVドラマ化された中山七里さんの代表作
猟奇的な殺人方法と無差別と思われた被害者で住民を恐怖に震撼させたカエル男事件は真犯人の逮捕で解決をみた、と理解していた読者も多かっただろう。
続編と思われる「カエル男ふたたび」は、本を開く前は「カエル男」と似ている「新カエル男」なのかと思っていた。
が、序盤から前作で犯人有働さゆりの精神的支配をしていた御前崎教授宅が爆破され、御前崎教授が殺された。
同じタイミングで当真勝男が措置入院から退院していた。
現場に落ちていたメモはカエル男の筆跡だった。
そして今度はサ行の人達が殺されていく(前作はア行)。
犯人は当真なのか。
前カエル男事件でも担当した渡瀬・古手川の埼玉県警コンビが捜査にあたる
前回以上に殺人現場の描写がグロイです。
そして、真犯人が動機はわかるが違和感が拭えない。
前作は人をコントロールして自分の手は汚さずだったのに、今回は実行犯?なのがなんとも。
ならば、有働さゆりを誰がコントロールしていたのだろうか。
2018年の初版
有働さゆりが世に放たれ、続編の予感が・・・
有働さゆりは2021年初版の「嗤う淑女シリーズ」で蒲生未知留の実行犯で登場しています。