*****ご注意!!!一部ネタバレの可能性があります!*****
妖シリーズの第2作
1作目の妖の華(ダークサイドエンジェル 紅鈴 妖の華から改題)は誉田哲也さんのデビュー作品
主人公は 400年以上前に吸血鬼から血わけをされ不老不死となった紅鈴
パワーを発揮する際には角が出て目が充血するというのだから、私は能面の鬼を想像してしまう。
西洋のドラキュラとは違い闇神
吸血鬼が現代を生きる描写も面白い
太陽・特に紫外線を避けるのにUVクリームが良いとか、以前なら血を吸ったらその辺に死体を放置していたけど、最近はややこしいことになるからソープ嬢として働き、客が失神している間に献血量程度の血をもらっているとか、妙に納得してしまった。
血わけをすると年が止まるので、紅鈴は子供の頃から血わけを希望したが美しい女性になるまで血わけを待たされた、というのも面白い
本作では、紅鈴と弟分欣治が住むとこを求めて出会った圭一が、仕事でヤクザの親分を3人殺すことを請け負いその手助けをする事件と、手助けをしたことで紅鈴の存在が闇神に知られ刺客を送られる事件
誉田作品らしく、バイオレンスとエログロ描写もあるけれど、比較的大人しめに感じるのは私が誉田作品に慣れてしまったからか?