ついに来ちゃった3・2、ZERO-ONE旗揚げ戦当日!藤やんはどんな気持ちでむかえているか。
オレも6時で店を出るため、熱心に仕事をこなす。
ペリー来る。「藤崎さん、大舞台ですねぇ。ま、ボクとの関係を切らなければ全日本に上げてやったところですけど・・。まぁ豚ヤローのところならデカイし、そっちでもいいけどね。なんにしても、今までより下のところはないんだからサ、頑張ってほしいですね」と語っている。
「それよりペリー、お客さんからのメールで、全日に電話したら、夏にフィギュア発売するって言ってたらしいんだけど、ホントか?」と聞くと、
「あーあーあーあー、アレね、フィギュアね。アレ、ボクが企画持っていったんですよ。木原のオヤジとモっつぁんにまかせてたら何にも始まらないのがウチの会社なんですわ。困った連中ですよ」
「ふーん・・・・。で、第1弾は誰が出るんだ?」
「え???さぁ、知らないッス」
・・・・ペリー・・・・。
6時になり、元ちゃんと交代。大将の焼き鳥を買って、いざ!両国。
駅でクララさんと合流。ウッチーと、クララさんの連れが遅れるとの事なので先に国技館に向かう。
途中、ペリーのいとこの黒川クンと阿部さんに会う(この二人もペリーには散々な事件を起こされているらしい)。短い挨拶だけで別れる。今度ゆっくりやりましょー!
席に着くと、ちょうど橋本の挨拶がはじまる。絶叫型の熱い挨拶。なかなか好評のようだった。
第一試合、星川vsフジマル。いい試合だった。第一試合でツカミはOKって感じだ。試合途中でウッチー来る。クーラーボックスにビール入れて来たのに入り口でつかまって、350缶は密かに持ちこんだのだが500缶は一気に飲んで胃の中に捨てたそうだ。
「なんかセレモニーとかあったんですか?」とウッチー。
「橋本が挨拶したよ」とオレ。
「時は来た!って言いました?」とウッチー。もう言わないよ!
さて、いよいよ第二試合、藤やんの登場だ!
クララさんは録音できるMDウォークマンを準備している。そう、オレ達パワースラムにとっても、両国のような大会場で自分達の曲がかかるのは初めてなのだ!記念に録音しておこう、という企画である。
選手入場。なんと、アキトシが先だ。藤やん、いい扱いじゃないか!
しかし正直言えば勝つ可能性はまったくないだろう。この扱いで、アキトシの方に火を付ける事になりそうだ・・・。
そして藤やん入場!昨日渡した、「GO-KETSU」のイントロ導入部を省いたバージョン。
ミディアムテンポのイントロをカットする事によって勢いをつけて行きたい、っていう藤やんの気持ちなのだろう。
超満員の両国国技館で、小さな秘め貝研究室でレコーディングされたオレ達の曲が流れている!しかし、そんな嬉しさ以上に、オレは藤やんの事が心配だ。
ついにリングイン!いきなりアキトシに向かっていき、胸を合わせるかのようにして視殺戦をしかける。ムっとして思いっきりドンっと藤やんの胸を両手で押し、はねのけるアキトシ。
すると!藤やん、対角線のコーナー付近まで吹っ飛ばされてシリモチのような形で崩れ落ちてしまった。
コレがメジャーとの差なのか。結局、このシーンにこれから起こる試合のすべてが凝縮されていたような気がする・・。
ゴングが鳴る!早速やられる藤やん。夢ファクのリングでは細いとは感じない藤やんだが、アキトシと比べると身体が違いすぎる。
ハイハイヘッドバット、岩石落とし、藤やんの得意ワザも出たのだが、アキトシが出させてくれたって感じだ。
最後は延髄!5分もたずにやられてしまった・・・。
藤やんとしては充分、頑張ったのだろう。友人としてのオレも、思いっきりねぎらいの言葉をかけてあげたい。
ただ、会場のファンに何を残す事ができたのかと考えると、何もなかったような気がする。
新日本、ノア、UFO、そうそうたる面々がからみあうこのリング。一般ファンから見れば藤やんも同じリングに上がる一人のプロレスラー。何も残せないのにレギュラー参戦が続いたとすれば、「デザイン担当してるから・・」なんて言われてしまうだろう。
幸い、アキトシと闘った事によって、藤やんに足りないモノがハッキリとわかった事だろう。これをバネにして、たくさん練習して、身体も大きくして、死ぬ気で頑張ってもらいたい。
まったく格の違いを見せられる試合となってしまった事がオレには結構ショックで、ヤケ酒を飲み始める。
ビール、日本酒と、ガンガン飲む。休憩時間には、クララさんの友人に「太った」とか「小金沢クンに似てる」とか言われ(太った事、最近気にしてるのよ!)、頭に来て更に飲む!
なんだかわからぬままに試合が進み、最後は乱闘してましたとサ。
会場を出たらクララさん達とはぐれてしまった。オレ、ウッチー、ペリーの3人で喫茶店に入り、ビールと煮込みでまた飲む。(ヘンなサテンだ)
何やらオレは説教をたれていた気がするが、詳しい事は闇の中だ。
帰り、駅でウッチーともはぐれてしまい、ペリーと帰高。
魂のゴングはカンカンカンカン鳴りっぱなしになっており、元ちゃん邸に向かう。あらためて日本酒、例によってドンブリにそそいで乾杯。
途中でペリーに買い物を命じるが、出ていったきり帰ってこない。また逃げたか!
ノイ総裁も合流する。その後の記憶はまったく無し。
こまったもんだ。
オレも6時で店を出るため、熱心に仕事をこなす。
ペリー来る。「藤崎さん、大舞台ですねぇ。ま、ボクとの関係を切らなければ全日本に上げてやったところですけど・・。まぁ豚ヤローのところならデカイし、そっちでもいいけどね。なんにしても、今までより下のところはないんだからサ、頑張ってほしいですね」と語っている。
「それよりペリー、お客さんからのメールで、全日に電話したら、夏にフィギュア発売するって言ってたらしいんだけど、ホントか?」と聞くと、
「あーあーあーあー、アレね、フィギュアね。アレ、ボクが企画持っていったんですよ。木原のオヤジとモっつぁんにまかせてたら何にも始まらないのがウチの会社なんですわ。困った連中ですよ」
「ふーん・・・・。で、第1弾は誰が出るんだ?」
「え???さぁ、知らないッス」
・・・・ペリー・・・・。
6時になり、元ちゃんと交代。大将の焼き鳥を買って、いざ!両国。
駅でクララさんと合流。ウッチーと、クララさんの連れが遅れるとの事なので先に国技館に向かう。
途中、ペリーのいとこの黒川クンと阿部さんに会う(この二人もペリーには散々な事件を起こされているらしい)。短い挨拶だけで別れる。今度ゆっくりやりましょー!
席に着くと、ちょうど橋本の挨拶がはじまる。絶叫型の熱い挨拶。なかなか好評のようだった。
第一試合、星川vsフジマル。いい試合だった。第一試合でツカミはOKって感じだ。試合途中でウッチー来る。クーラーボックスにビール入れて来たのに入り口でつかまって、350缶は密かに持ちこんだのだが500缶は一気に飲んで胃の中に捨てたそうだ。
「なんかセレモニーとかあったんですか?」とウッチー。
「橋本が挨拶したよ」とオレ。
「時は来た!って言いました?」とウッチー。もう言わないよ!
さて、いよいよ第二試合、藤やんの登場だ!
クララさんは録音できるMDウォークマンを準備している。そう、オレ達パワースラムにとっても、両国のような大会場で自分達の曲がかかるのは初めてなのだ!記念に録音しておこう、という企画である。
選手入場。なんと、アキトシが先だ。藤やん、いい扱いじゃないか!
しかし正直言えば勝つ可能性はまったくないだろう。この扱いで、アキトシの方に火を付ける事になりそうだ・・・。
そして藤やん入場!昨日渡した、「GO-KETSU」のイントロ導入部を省いたバージョン。
ミディアムテンポのイントロをカットする事によって勢いをつけて行きたい、っていう藤やんの気持ちなのだろう。
超満員の両国国技館で、小さな秘め貝研究室でレコーディングされたオレ達の曲が流れている!しかし、そんな嬉しさ以上に、オレは藤やんの事が心配だ。
ついにリングイン!いきなりアキトシに向かっていき、胸を合わせるかのようにして視殺戦をしかける。ムっとして思いっきりドンっと藤やんの胸を両手で押し、はねのけるアキトシ。
すると!藤やん、対角線のコーナー付近まで吹っ飛ばされてシリモチのような形で崩れ落ちてしまった。
コレがメジャーとの差なのか。結局、このシーンにこれから起こる試合のすべてが凝縮されていたような気がする・・。
ゴングが鳴る!早速やられる藤やん。夢ファクのリングでは細いとは感じない藤やんだが、アキトシと比べると身体が違いすぎる。
ハイハイヘッドバット、岩石落とし、藤やんの得意ワザも出たのだが、アキトシが出させてくれたって感じだ。
最後は延髄!5分もたずにやられてしまった・・・。
藤やんとしては充分、頑張ったのだろう。友人としてのオレも、思いっきりねぎらいの言葉をかけてあげたい。
ただ、会場のファンに何を残す事ができたのかと考えると、何もなかったような気がする。
新日本、ノア、UFO、そうそうたる面々がからみあうこのリング。一般ファンから見れば藤やんも同じリングに上がる一人のプロレスラー。何も残せないのにレギュラー参戦が続いたとすれば、「デザイン担当してるから・・」なんて言われてしまうだろう。
幸い、アキトシと闘った事によって、藤やんに足りないモノがハッキリとわかった事だろう。これをバネにして、たくさん練習して、身体も大きくして、死ぬ気で頑張ってもらいたい。
まったく格の違いを見せられる試合となってしまった事がオレには結構ショックで、ヤケ酒を飲み始める。
ビール、日本酒と、ガンガン飲む。休憩時間には、クララさんの友人に「太った」とか「小金沢クンに似てる」とか言われ(太った事、最近気にしてるのよ!)、頭に来て更に飲む!
なんだかわからぬままに試合が進み、最後は乱闘してましたとサ。
会場を出たらクララさん達とはぐれてしまった。オレ、ウッチー、ペリーの3人で喫茶店に入り、ビールと煮込みでまた飲む。(ヘンなサテンだ)
何やらオレは説教をたれていた気がするが、詳しい事は闇の中だ。
帰り、駅でウッチーともはぐれてしまい、ペリーと帰高。
魂のゴングはカンカンカンカン鳴りっぱなしになっており、元ちゃん邸に向かう。あらためて日本酒、例によってドンブリにそそいで乾杯。
途中でペリーに買い物を命じるが、出ていったきり帰ってこない。また逃げたか!
ノイ総裁も合流する。その後の記憶はまったく無し。
こまったもんだ。