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連帯保証人

2010-02-05 | 家庭・経済
自殺、12年連続3万人超 09年、過去5番目の多さ
2009年の自殺者は全国で3万2753人(暫定値)と前年より504人(1.6%)増え、統計を取り始めた1978年以降で5番目に多かったことが26日、警察庁の集計で分かった。3万人を超えたのは12年連続で、政府などによる総合的な自殺対策が急務となっている。


自殺については何度か書いてきましたが、経済問題の中でも連帯保証人になることでの自殺も多いという調査があります。
連帯保証人が保証人と違うところは、債務者と同等の立場になることです。

Aさんがお金を借りてBさんに連帯保証人を頼みました。
Aさんの支払いが滞ったとき、お金を貸した人はBさんに支払いを求めます。
連帯保証人はこの時、まずAさんに支払い催促をして欲しいとは言えません。
貸した人はAさんにでも、Bさんにでも同じように催促できるのです。
保証人の場合は「まずAさんに催促して」と言えます。

さらに根抵当がつけられると、連帯保証人が知らない追加融資まで返済の義務が発生してしまいます。
保証人、連帯保証人は安易に引き受けるものではないのですが、頼む側も困っていることが多くあります。
全国には信用保証協会があり各種の保証を業務としていますので、問い合わせてみることもできます。
連帯保証人徹底ガイド



笑いは身を守る

2010-01-03 | 家庭・経済
笑うことで免疫力が上がることは、もう広く知られた知識となっています。
笑いに溢れた楽しい生活をしていれば、確かに病気にも罹り難くなりそうです。

日本の自殺率が高さがニュースになっていますが、人間関係での悩みも大きな原因になっています。
平成17年中における自殺の概要資料 警察庁生活安全局地域課
この資料での自殺原因は上位から「健康問題」「経済・生活問題」「家庭問題」「勤務問題」「男女問題」「学校問題」の順となっています。
以前経済の問題うつ病については書いていましたが、もう一つ大きな括りとしてあるのが人間関係です。

相談できる知人・友人がいるのかどうか。
そんな人と良い人間関係を結び、お互いを心配し合えるのか。
そもそも人間関係自体がストレスの元になってはいないか。

「人間は一人では生きられない」とは物理的な事柄だけを指す訳ではなく、もっと心情的な交歓をも含みます。
一人だけで笑うより何人かで笑う方が楽しさは増加します。
人の笑顔を見るだけで可笑しくなるように、笑いを分け合える人間関係は自殺を減らす効果があると言えます。

自殺防止として現在取り組みの多い「傾聴ボランティア」がありますが、言葉として発する心の内を反論無しに聴く作業は、自殺をも考える程の苦しさを軽減させ自殺防止に役立っています。
友人関係の中でこの作業ができていれば、苦しい思いも少なくなるでしょう。
そしてそれは与えられる物であると共に与える物でもある筈です。





年の瀬の話

2009-12-30 | 家庭・経済
今年もあと僅かですが、門松や注連飾りは一夜飾りをするなと言われますね。
大晦日に慌てて用意するのでは福の神が来てくれないとも聞きます。
元旦もスーパーが営業している今の時代に、絶対に駄目という訳でもないのですが、なんとなく気を付けて30日までには飾るようにしています。

米が通貨だった昔は「笠地蔵」の話にあるように、大晦日に現金収入と引き換えで正月を祝うための食品などを買い求めていたのかもしれません。
中山間地の農家では、生活に必要な食品の殆んどを手作りしていました。
もともと農家であった親戚の話を聞くと、味噌、醤油、豆腐などは手作りで、買うものといえば塩と砂糖と魚だけだったそうです。
お菓子などの甘いものはあまり食べられないそうですが、代わりに季節の果物は完熟の甘いものをたくさん食べていたとか。
山の中なら山菜も採れるでしょう、と聞いてみても、目の前の畑で取れる野菜の方が美味しいのにわざわざ山菜など採りに行かないとの答えでした。
それでも正月は年に一度の贅沢として砂糖を使ったおせち料理を作っていたとのこと。

そういえば数日前に玄関に長芋が2本置いてあって、家族に聞いてもなぜあるのか知らないと。
「何か良い事をしたからお地蔵さんが持ってきたのかな ?」
と言ったら白い眼差しをむけられてしまいました。
明るい家庭を目指していただけなんですけど。




タダほど高いものはない

2009-12-18 | 家庭・経済
イベントなどでは集客のために無料配布をすることがあります。
タダで貰えるのですからそれを目当てに行く人も多く集客効果は高いのですが、当然これにはお金がかかります。
そのお金がどこから出ているのか考えると、各種助成金など税金である場合も多くあります。
地域振興の名目でつく助成金もありますが、税金は自分たちの支払ったものであり、結局は廻り回って自分で支払っていることになります。
企業が支払っている場合には、その企業の製品に上乗せされている分を払っているのが消費者ですから、やはり自分で払っていることになります。

最近は少なくなりましたが、催眠商法も無料配布を喜ぶ気持ちを利用しています。
タダのものは本当に必要でないことも多く、その後ろにある経済の動きと不要な品物を受け取り収納場所を使うという二つの考えを忘れないことが大切でしょう。
住宅の空間も財産のひとつです。
必要のない物をたくさん持つ事は財産を上手に使えていない事と同じです。





料理技術の重要性

2009-12-04 | 家庭・経済
とあるテレビニュースで、経済的に苦しい事を表現するための話で
「毎日カップラーメンで・・・」
という発言があったのですが、非常に違和感を持ちました。
母子加算関連のニュースで、これが復活する事には賛成なのですが、カップラーメンに関しては贅沢なものだと思っていたので不思議だったのです。
ニュースになっている程ですから「毎日カップラーメン」は経済的な苦しさを表す指標なのかもしれません。

わが家は五人家族で食べ盛りの男の子が三人です。
昼食を除く朝晩の食事を全部カップラーメンにすると、
1日 5×2=10 さらに子供は足りないので3×2=6
合計16個が最低でも必要になります。
1個100円とすれば1600円ですね。1ヶ月なら48000円です。
現在のわが家の食費を越えています。

食費にはスケールメリットもありますから単純に人数割りで比較はできませんが、米や野菜や肉を素材として買い調理する事が一番安上がりな方法です。
なるべく加工度の低い素材を使うことが節約の第一歩なのですが、ここには調理の知識・技術や栄養学や使いまわしのための応用など多くの知恵と技術が必要になってきます。

子供に手伝いをさせる、料理をさせる事は「食べる」という重要な行為の基礎を作ります。
それは包丁で指を切る危険よりも格段に重要な文化の伝承になります。





こんな無駄遣い

2009-11-11 | 家庭・経済
年末が近づいてくると豪華な食品が出回ってきます。
不思議なのは金箔を使用した食品があることです。
高級感を出すだけで、金を食べるメリットは何もありません。

'97年に韓国がIMF管理下になった時、金の供出がニュースになっていました。
金は工業用としての需要もあり、ここ数年価格上昇傾向です。




金という希少資源の無駄遣いはもったいないと思っていましたが、金価格の上昇から都市鉱山が増えているようです。
中日新聞:下水汚泥から「金」回収 諏訪湖流域、初回売却益500万円:社会(CHUNICHI Web)

古いニュースですが、回収できるから無駄に使ってもいいとは思えません。
下水汚泥からの貴金属回収はまだ殆どの地域では始まっていません。
ちょっと豪華に見えるだけ、それだけのために使うお金は意味がないと言えます。
少なくとも無駄な資源の使い方は見直したほうが良さそうです。




日本の食卓を守るには

2009-10-22 | 家庭・経済
先日もチラシを見ないという節約のしかたで書いたのですが、必要な物を、適正な価格で、必要な量だけ買うことは日本の農産物を守ることになります。
中国産農産物の問題もすでに記憶からは消えかけていると思いますが、その後の国産農産物の高騰は価格の安い食品を求め続けた結果、国産農産物の供給量が少なくなっていたために起こった事です。

農業は消費される分だけの作物を作りますが、経費をかけた作物が妥当な値段で販売できなければ他の物を作るか生産を縮小するしかなくなります。
農産物は収穫まで時間がかかりますし、それで生活が成り立たなければ転業するしかありません。
農地は農地法で守られているので耕作者のいない農地になってしまいます。

農業従事者の高齢化問題もあります。
次の世代が生活できなければ農業の継承者はいなくなってしまいます。

適正な価格で農産物を買うことが、農家を支え日本の食卓を守ることになります。
それは損をしているわけではありません。
もしもの時のために掛ける保険と同じです。






チラシを見ないという節約のしかた

2009-10-18 | 家庭・経済
三男が生まれたとき姉と話して笑っていたことがあります。
「玄関には大きな靴が目いっぱい並んでいて、食材は箱買い、家の中はでかくて汗臭い男があちこちにごろごろしている。」
ほぼ実現した予言でしたが、大変なのは食材の買い物です。
毎週米10キロ、野菜など山ほど買ってきても3日もすれば冷蔵庫はカラになってしまいます。
毎回ずっしりと重い買い物は何とかならないものでしょうか。

買い物の量は多いのですがチラシというものはあまり見ません。
出かけていって必要なものだけを買ってきます。
節約術でチラシのチェックを書いているものはよくありますが、チラシというのは何のためにあるのでしょうか。
店舗がお客を呼び込み、たくさん買ってもらうためにあります。

お腹のすいている時に買い物に行くな、とよく言われます。
食欲が思わぬものを買わせてしまうからです。
同じようにチラシも購買意欲をそそる効果があります。
行って買わなきゃ、と思う気持がつい多目の買い物を誘います。

食材もあり買い物に行かなくてもいい時にスーパーへ行けば、とりあえず必要ではなくても何かを買ってしまいます。
ちゃんと消費できればいいのですが、期限切れで捨てるのならそれは無駄な買い物になってしまいます。
ダイエットが必要な世の中で食材を安くたくさん買う必要はあまり感じません。

必要な物を、適正な価格で、必要な量だけ。
そう思っていれば無駄な出費をすることもなくなります。






家計とダイエット

2009-10-14 | 家庭・経済
体のダイエットは、基礎代謝を上げてカロリーをたくさん使うことが基本です。
家計のダイエットは逆にランニングコストを下げて、消費を抑えることが基本です。
どちらも下げるものですが、方向性は正反対になります。

家計をスリムにするためには、まず基礎代謝にあたる部分の見直しが大切です。
何もしなくても出て行くお金はたくさんあります。
契約している保険、通信光熱費の基本料金、カード類の年会費、税金など。

一つ一つを少しでも少なくすることで長い間には大きな出費を抑えられます。
買い物では実際に物とお金の交換がありますが、何も消費しなくても出て行くお金は普段は忘れられています。
一度見直しをすればあとは何もしなくてもいいので、何年かに一度はそんな見えない出費を洗い出してみることをお勧めします。







地域間交易の考え方

2009-08-31 | 家庭・経済
地域活性化は地域内での経済活動が活発になることです。
しかし青森県は全国でも一人当たり県民所得が少ない地域です。
地域内での循環だけではなく、他の地域からどれだけお金が入ってくるのかも大切です。

1人当たり県民所得ランキングより抜粋


この表で見ると、下から2番目だった2004年度よりも好転していますが、核燃再処理工場の試運転開始が影響していると考えられています。
新しい統計からは思っていたほどの落ち込みはないことがわかります。
ただ、新幹線開業に向けての公共投資もあり来年以降の動向は分かりません。
消費動向が左右する県内業況 (平成9年1~3月期の県内企業業況調査)青森銀行

外からお金が入るようにするためには、県内で生産された物を県外で売ることと、県外の人が県内で消費をすることです。
青森の魅力を広く知ってもらうこと、魅力ある青森の製品を作り出していくことは車の両輪のようにどちらが欠けてもいけません。
企業だけでなく個人でもできる事はたくさんあると思います。


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