毎日幸せに in青森

ヒトはどんなときに幸せを感じるのか?
形而上の話を形而下に

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もうひとつの宝物

2009-03-08 | 子供のこと
次男はアスペルガー症候群という発達障害です。
先日その中一息子の三者面談がありました。

教室へ向かう途中に同級の子と母親に廊下で会いました。
その子は起立障害という自律神経の病気のためなかなか学校に来れなかったのですが、以前そのお母さんとクラスの保護者で話し合いの時間を持ったときに、
「子供をありのまま受け入れるの大変だけど、それができれば子供も楽になれるし、私もアスペのこの子を受け入れるのに何年もかかった。みんな同じようにに悩んだりしてるから自分を責めないで」
と励ましの言葉をかけて心配していました。

その後どうですか、と声をかけると
「だいぶ学校に行けるようになって。○○君にはいつも心配してもらって声かけてもらってるって。
○○君は天使だって言ってますよ。」 と。

その子が元気になってきたのも嬉しかったのですが、ほんの4~5年前まで会話も成立しにくかった次男が、この子なりに人のことを心配できるようになったのかと思うと嬉しくて、家に帰ってから涙が出てしまいました。
子供は親の気づかない間に成長しているのですね。

いろいろなものに感謝しています。







黒羽織で卒業式へ

2009-03-07 | 子供のこと
子供の卒業式がありました。
人生のコマをひとつ進める大切な区切りです。
義務教育が終わるときは、私も母にしてもらったように黒い羽織で出席しようと決めていました。

私の子供時代は、入学式や卒業式では黒羽織で出席する母親がほとんどでした。
いつもと違って晴れやかな母親を見るのは子供心に嬉しいものでした。
母の装いは私のためにしてくれる喜びの表現なのでしょうね。
口では何も言いませんでしたが。

私も自分の子供に対してはあまり真面目な話などしませんが、大切に思っていることを何かの形で伝えるために、自分が誇らしく思えたことはしてあげるように努力しています。
着物には訪問着や付け下げなどのもっと華やかなものもありますが、黒い羽織の厳かな感じは卒業式に似合います。
着付けが少し下手なのですが、後は姿勢と気合でカバーします。

粛々と進んで行く式の間、前の席の母親がおしゃべりを続けています。
話好きはこんなところで発揮するものではありません。
お静かに願います、と声をかけると静かにしてくれました。
卒業生答辞では台上の生徒も周りの保護者ももらい泣きをしてしまいましたが、前の席の母親は居眠りを始めています。
自分の行動と周囲との関係を読み取れない人が子供を育てているという現実に考えされられます。
この人の子供も幸せな人生を歩んで行けるよう願ってしまいます。

式が終わり、学校の玄関前で子供と二人並んで写真を撮ってもらいました。
いつもは照れて一緒に写真など撮らせてくれない子供ですが、このときはまっすぐに背を伸ばして並んでくれました。
あなたもまた一歩進んだんだよ。
心の中にはたくさんの言葉があっても、いつものように普通に接することしか出来ませんでした。







大切なもの

2009-02-16 | 子供のこと
子供たちが小さかった頃。
みんなを連れて帰省した帰りに電車の中にバックを忘れてしまったことがありました。
その中には自宅の鍵が入っていて、駅を出てから気がつき大慌て。

夕食の時間なのに自宅に入れない。
とにかく子供にご飯を食べさせなくては。
夜は八時までに寝かせなければ。
子供たちは電車の旅で疲れているはず。

駅で事情を話して探してもらっていると、八戸の新幹線内から見つかったとの連絡が。
結局全員で八戸まで戻り、夕食も食べて帰ってきました。
子供たちからは小さなお叱りの声。
ちょっとおまけの小旅行でした。

昨日は久しぶりに電車に乗ったので、なぜかそんなことを思い出しました。
今では荷物を持ってくれたりと、いろいろ気を使ってくれる子供たち。

両手だけでは足りなくて必死にがんばっていたあの頃は、私の宝物になりつつあります。





麻雀教育

2009-02-08 | 子供のこと
子供はコンピュータゲームが大好きですね。
わが家では今までゲームを禁止していましたが、とうとうお年玉をためて買ってきてしまいました。
友達もみなゲームを持っていますから仕方の無いことかもしれません。

今までは家庭での遊びはもっぱらテーブルゲームでした。
将棋、オセロ、人生ゲーム、その他いろいろ。
中でも麻雀は今でも続いている家族の楽しみです。

昔は社会人のたしなみとして麻雀をする人も多かったのですが、現在は麻雀人口は少なくなっているそうです。
麻雀と聞いて悪いイメージを思い浮かべる人も多いですが、今では賭け事としてでは無くテーブルゲームのひとつと捉えられる場合が多いです。

ルールが少し複雑なので覚えるのがたいへんですが、ゲーム自体は点数計算、確率計算、人との駆け引きや会話などゲームの醍醐味がぎっしりと詰まった楽しいものです。
指を使って牌を積んだり並べたりするので脳の活性化にも効果があるといわれます。

「健康麻雀」という「飲まない、吸わない、賭けない」をモットーにしたものもできてボケ防止に役立っているそうです。
私の叔母も七十を過ぎてから麻雀にハマり
「こんなに楽しいのならもっと早くやればよかった」
と、週に二回の市民センター通いを楽しみにしているようです。

わが家では週末におやつを賭けて家族全員でやっています。
何かちょっとでも賭けた方が真剣度が上がり楽しくなります。
全員で盛り上がれるのもいいところですし、親子が対等な会話を楽しめます。
負けたときの悔しさや勝ったときの嬉しさを体験できるので子供の教育としていいようです。

子供のしつけは叱ることばかりではなく、楽しく笑いながら身につけられるものもあるのだと感じます。