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地場産美味しいもの総ざらえ

2010-01-02 | 青森の味
青森では日常的な食べ物でも、他所から見たら珍しいものがたくさんあります。
その中でも自分で美味しいなと感じる地場産品をいくつか選んでみました。

上の写真は赤カブの漬物です。
青森でカブの漬物といえばこの赤い色のカブなのですが、始めて見た時は鮮やかな赤い色が食紅の着色なのかと思っていました。
カブ自体が赤い色だと知ったのは暫く後のことでした。
甘酢で漬けられていて福神漬けの代わりになる、カレーと相性の良い漬物です。

県内スーパーでもよく見かけるりんごカレールーです。
カレーにリンゴは日本の定番ですが、製造元はリンゴの本場弘前市にあります。
津軽のリンゴが使われているカレーとは贅沢ですね。

原材料を見るととてもシンプルで、やはりリンゴが美味しさに関係しているのかもしれません。
上北農産の焼肉のタレのようにもっとファンが増えてもいいのでは、と思っています。
わが家のカレーはいつもこのりんごカレーです。
中辛 170g 320円前後



道の駅はしかみで売られているオダカネの茎ワカメ。
粉末煮干、醤油、梅干で煮るとご飯の友や酒のつまみとして最高です。
他の料理へのアレンジも考案中です。
500g 260円

青森ではラーメンの出汁も煮干味です。
もちろん家庭料理にも欠かせないアイテムです。
毎日の味噌汁、各種煮物やおでんなど、使わない日は無い程です。
牛乳よりカルシウムやアミノ酸類は多いのではないかと考えています。
美味しいというのが一番の理由なのですが。

同じ粉末煮干製品であっても製造者によっては味に違いがあります。
この(株)久保田商店製のものは美味しい出汁がでるのでチェックしていました。

青森県南の道の駅で見かける、十和田市の(有)澤目麵工場の蕎麦。
つるっとした食感が良いので大晦日の年越し蕎麦の定番にしています。
うどん、中華そば、よもぎめん、だったんそばなどもあり、どれも美味しい麺です。
写真は2.2kg入りの大袋ですが、200g入り袋もあります。
2.2kg 1890円



地域の味 ずんだと豆しとぎ

2009-12-19 | 青森の味
青森に住むまで「ずんだ」という食べ物のことを知りませんでした。
枝豆をすりつぶして作る「ずんだ」ですが、餡子は小豆から作られるのと同じく、他の豆類でもお菓子に加工できるのだと分かった時はカルチャーショックでした。
考えてみれば「きな粉」も大豆の加工品です。
きな粉を使ったお菓子はたくさんありますが、五戸町で作られている駄菓子もきな粉を使っていますね。

ずんだを使ったお菓子に「豆しとぎ」があります。
青森では一般的なお菓子ですが、これもこちらに来て初めて見ました。
ずんだ、米粉、砂糖を混ぜて作るお菓子です。
なぜか八百屋に置いてあることが多く、モヤシや豆腐と同じ豆製品だからなのでは、と考えてしまいました。
八百屋に並んでいる理由は今でも不明です。









甘いお赤飯

2009-12-16 | 青森の味
先日コメントでも書いたのですが、青森はお赤飯が甘いんですよね。
実家で食べていたお赤飯は味はなくて、ごま塩をかけていました。
たまに食べたくなるお赤飯ですが、道の駅で買って食べてみて、甘くてビックリした事がありました。

「山梨の知人宅に泊まりに行ったら出されたお赤飯が甘かった。作り方を聞いたら炊きあがったもち米に甘納豆を混ぜるらしい」
人からこの話を聞いたときに、世の中にはいろいろな食文化があるのだと驚きました。
歴史を見ると鎌倉時代に山梨県南巨摩郡を本拠としていた南部氏が室町時代に青森県の三戸地方に移ってきたという事になっています。
いつ、どのような理由で来たのかは諸説ありますが、共通する食文化は確かに残っています。
山梨県の郷土料理「ほうとう」と青森県での「はっと」は同じルーツを持つように、甘いお赤飯も同じで、山梨県と青森県岩手県の南部地方には共通するものが多く残っています。





青森県とラーメンの関係

2009-12-14 | 青森の味
青森県では津軽と南部のように文化の違いもあるのですが、ラーメンを食べ歩いていて地域によっての違いも感じます。
それは町ごとに違うと言えるほど地域の個性が現れています。
青森市のラーメンの歴史を出版 ライター斎藤博之の仕事

南部には南部の、津軽には津軽の味があり、さらに町ごとに違う味があります。
今日の写真は浪岡のサンライズ食堂のラーメンですが、煮干だしがまろやかで浪岡らしい味だと思います。
あまり食べ歩いているわけではありませんが、その町特有の味に惹かれて再び食べに行きたくなります。
地域の味があるからこそ青森のラーメンは魅力があります。




関係ない話で恐縮ですが、今年はついに10まるかいになり、まるかい二桁を食べてきたことになります。二桁記念写真です。



素材の知識 イカって美味しいよね

2009-12-08 | 青森の味
イカの皮剥きは慣れている人の作業を見ているととても簡単そうなのですが、実は私には不得意なものでした。
鯖の味噌煮とバスケのコーチに書かれていたイカの皮を剥く方法がとても参考になったのでリンクを貼ってみました。

イカのおろし方・・その①
イカの下ろし方・・その②・・・イカ刺し編


イカを捌く時はいつも時間がかかってしまい、なんとなく敬遠していた食材でした。
でも和洋中とどんな料理にもアレンジできて、旨味もあります。
一昔前はコレステロールが多いと敬遠されることもありましたが、いまはタウリンが多く含まれていることからコレステロール値を下げる働きがあるといわれています。
他にもビタミンEや亜鉛などが多く、成人病予防に効果があるとして見直されています。

イカの水揚げの多い青森県ですから、もっとたくさん食べてみようと思っています。
ちょうど水揚げの多い時期ですね。


南部地方の粉食文化

2009-12-07 | 青森の味
青森の笑い話で「ひっつみ かっけ うどんの話」があります。


旅人が陸奥のとある山間いで夜になり、一軒の農家に一夜の宿を求めた。
部屋に通され休んでいると、家の主の話し声が聞こえてきた。
「どうやって食べるべえ、のばし切りか、ちぎって煮るか、切り刻みか」
これを聞いた旅人は、自分が食べられてしまうと思い慌てて逃げてしまう。
実はこの会話は旅人をもてなす為に、小麦粉をどう料理するかの話だった。


かっけ、ひっつみ、うどんの作り方の話です。
うろ覚えなので細かい表現は違っていたかもしれません。
青森県南部地方から岩手県北にかけては、夏のヤマセ(霧と低温をもたらす東寄りの風)の影響で米よりも麦や雑穀の栽培が多く、主食として食べられていました。
日常の食としての郷土料理は今も家庭料理として生きています。
"八戸せんべい汁"も粉食文化のひとつですね。

近年健康食として注目されている雑穀も、粉食文化とともに進化しているようです。
岩手県産ですが南部地方の食文化です。





三沢ホッキ丼

2009-12-06 | 青森の味
三沢市では今年もホッキ丼の季節になりました。
食べくらべスタンプラリーなどのイベントもタイアップしています。
漁協主催のホッキ料理の講習会は大盛況で、受講者は抽選になったとのこと。
実は私も捌き方や料理法を知らないので、あまり食べたことがありません。
美味しいと評判なので、今年は食べてみたいと思っています。





ホッキ貝は青森県の規制で漁期が12月から4月までと決まっていますが、四月に子持ちのホッキ貝が増えるため、八戸みなと、市川、百石町、三沢市の4漁協で作る"北浜ほっき貝資源対策協議会"の自己規制で漁期を3月までと制限しています。
ホッキ貝が出回るのも3月末までです。

ほっき丼のホームページもできていました。
これを眺めて品定めをしてみようと思います。












港の味 漁港ストア

2009-11-20 | 青森の味
港の朝市で一番人気な漁港ストアのそば。
朝市の日は大変な混雑で諦めているのですが、日曜以外はそれほどの混雑はありません。
八戸だけあってイカ天やゲソ天のそばはボリュームがありますね。



店内は大音量の演歌が流れていて、港の雰囲気たっぷり。
近くにあるのに旅行気分に浸れる楽しい場所です。
食べようと思って出かけて行っても食べられなかった時は、より一層食べたくなるから不思議ですね。

ゲソ天そば 340円のお値段も魅力的です。






おでんの出汁

2009-11-17 | 青森の味
久しぶりにおでん屋さんに行ってきたのですが、おでん屋のおでんは美味しいですね。
大根の頂き物が多いのでおでんを作ることも多い季節ですが、いろいろ工夫してもおでん屋の味にはかないません。
煮干や鰹節、昆布で出汁をとってもどこかが違う味になります。

違う何かがあると考えていたのですが、ふと思い出したのがある行事で作っていたコンニャク田楽でした。
煮汁に使っていたのはごく普通の麺つゆだったのですが、そこに人参とスルメを入れて出汁にしていました。
スルメは出汁がよく出ます。
おでん屋のおでんを食べながら、そういえばあの味に似ているかもしれないと、なんとなく思っていました。

ゲソ入りのさつま揚げを入れたおでんを作ってみると、確かに味は近づいています。
次のおでんはスルメを入れてみようと考えています。



問題です。

2009-11-14 | 青森の味
大根が10本、キャベツが5個あります。
毎日1つずつ食べていくと何日でなくなるでしょう ?

答えは15になりません。大根は3日も続くと飽きられてしまいます。
今の季節は大根やキャベツの収穫時期で、あちこちから野菜をいただきます。
気温も低いので冷蔵しなくても日持ちはするのですが、大根は煮物などにすることが多くて料理のレパートリーが少ない野菜です。
似たような味ではなかなか消費できないので、中華風の味噌炒めにしてみました。

材料は大根、豚肉、春雨、きくらげ、人参。
味付けは甜面醬、塩、生姜、ガラスープ。
調味料を計量して使うことがないので適当ですが、煮物とはまた違う味になります。
中華風の味付けにも意外とマッチするので、次はマーボー大根やチリ大根にも挑戦してみようと考えています。