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要求する生き物

2009-06-14 | 人間心理
友人の話を聞きながら、いろいろ考えさせられることがありました。
元の話は交際を始めたら、相手の男性から
「料理を作って欲しい」
「もっと教養をつけて欲しい」
「自分の専門の事も理解して欲しい」
「自分の夢についてきて欲しい」
「テニスを一緒にして欲しい」
「痩せて欲しい」
などなどの要求をされるようになったというものです。

そういえば女性と話していて、主人が(彼が)こうして欲しいと言うから、というフレーズはよく聞きます。
パートナー以外の人間関係でこのような要求を受けることはほとんどありません。
相手にも好みや希望があって、考え方や行動を押し付けることなどしないのが普通です。

ところがパートナーには当たり前のようにしています。
同居するのでしたら生活上のルールを持たなければいけないので、そういう意味のことなら分かりますが、人のあり方に関わることまで要求するのには少し違和感を持ちます。

今までの私の見聞からは、男性は自分好みの女性にしたいようで、女性は自分との関係についての希望が多いようです。
あくまで私が感じていることなので、本当はどうなのか分からないのですが。



話をしてくれた友人は 「もう冷めた」 と。
ネットでも気持ちの冷める時の話題はよくありますね。
百年の恋も一気に冷める瞬間。

写真は二人静(フタリシズカ)の花。






え、ちがうの ?  ステレオタイプとカテゴライズ

2009-06-03 | 人間心理
昨日の続きになりますが、人は物事を判断するときカテゴリに当てはめながら考えます。
カテゴリもなるべく単純な物の方が整理しやすくなるようです。
人の評価の際にももちろん使われます。
古くはヒポクラテス(B.C.468~377)が考案した四大体液説(血液・粘液・黄胆汁・黒胆汁)があり、現在は血液型別性格判断が流行っています。

血液型別性格判断のカテゴリ分けで陥る罠は、「逆もまた真なり」ではない事です。
たとえば、
「犬は哺乳類である=哺乳類は授乳をする恒温動物である」
ここまでは成り立つのですが、
「=授乳をする恒温動物は犬である」
これは成り立ちませんね。

血液型性格判断の場合は、
「私はA型である=A型は几帳面な性格である」
この時点ですでに成り立たないのですが、なぜかとても支持されています。さらに、
「几帳面な性格はA型である」
成り立たないと思うのですが、これも一般的になぜか支持されています。

会話のタネにはなるのですが、信じ込んでしまうのはどうでしょう。
人はそれぞれ個性があり全く同じ人などいないはずなのですが、どうしても人を理解する時にはカテゴリに当てはめてしまいがちです。
カテゴリ分けがしっかりし過ぎていればステレオタイプな物の見方に陥ります。

世の中の全ての事象はもっと面白いものだと思うのですが。




人の悪口は蜜の味

2009-05-30 | 人間心理
先日、知人の愚痴を聞いてきました。
上司から全否定されるような叱られ方をしたそうで、かなり落ち込んでいました。
とても有能な女性ですが、原因はとても些細なうっかりミスのようです。
仕事に支障もきたさず、いくらでもリカバリ出来る内容だったので納得もいかないようでした。

有能な部下というのは上司から見たら嫉妬心を持たせるものかもしれません。
文句を言うことで優越感を満足させたのかもしれない、相手を喜ばせてあげたのだと言うと納得してくれました。

新型インフルエンザ:洗足学園再開 応援1000件「勇気もらった」 /神奈川

このニュースにも同じ感覚を覚えます。
弱い者を叩くのはある意味楽しいことなのかもしれませんが、叩かれる者の痛みは思考の外にあるようです。
しかし叩かれる者の痛みを解る人も多くいて、割合としてはこの方が多いというのがよく解るニュースです。

なぜ弱い者を叩くことがこれほど当たり前になっているのかは、マスコミの姿勢にあると感じます。
毎日何気なく見続けているテレビや新聞がこのような感覚で作られているのだとしたら。
それは洗脳に近いものかもしれません。

痛いニュース 朝日新聞社から「2ちゃんねる」へ荒らし行為…記事の書き込みに規制