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目に涼しく シダ

2010-08-19 | ガーデニング
今年の夏はあまりに暑くて夏バテ気味になり、庭いじりもせずにインドアな日々を送っていました。
それでもお盆を過ぎれば朝晩は寒さを感じるほど涼しくなり、青森の夏も終わりなんだなと感じます。
夏の間、目に涼しさをくれたのが、あちこちから集めてきたシダでした。

日本の伝統園芸に「シノブ玉」があります。
風鈴を吊り下げて夏に涼を感じさせる風物ですが、シノブは樹木に着生するシダです。
林の下の涼しい風や流れる水を想像するからなのか、シダの細かく切れ込んだ葉の造形そのものが持つ効果なのかは分かりませんが、確かに眺めているだけで涼しさを感じるのが不思議です。そんな感覚を上手に使っている昔の日本人の感受性も素晴らしい。

観葉植物として、アジアンタムやセイヨウタマシダ、オオタニワタリなどはよく販売されていて魅力ある植物です。
日本庭園ではよく使われているシダですが、一般家庭の庭で見かけることは少なく、もっと見直されてもいいのではないかとも感じます。シダは種類も多くて、各種のシダを組み合わせるだけで日陰の花壇を美しく演出できますし、春の芽出しの明るい緑色、夏の涼しげな葉など、楽しみ方も多い。
山菜として食べられるコゴミやゼンマイも美しい葉を見せてくれます。




懐かしい園芸植物 リュウゼツラン

2010-07-22 | ガーデニング
小さい頃、近所に芝生の庭のある白い大きな家があり、その家の玄関前にこの花が植えられていました。
幼かった私はもっとカラフルな花が好きで、素敵な家の庭を飾るのにこの花を植える大人の好みがよく分からなかった。「もっと綺麗な花を植えればいいのに」そんな風に思っていたことを思い出しました。
ただ、そんな家に植えられていたイメージは強く残っていて、この花を見ると「上流」とか「高尚な」といった連想がどうしても浮かび上がります。
今ではクリームがかった白い花と銀葉の組み合わせが落ち着いた美しさだと感じるようになったのですが、それは年齢による好みの変化なのかもしれません。

昭和の時代に流行した花で今でも所々で見かけますが、最近は販売されることもなく、この花が植えられているのは古くからある家ばかりです。
それも庭のメインとしてではなく、なんとなく隅の方に押しやられた感じで咲いています。
青森県内では今が花の季節で、この花を目にする度に、小さかった頃の自分と今の私が心の中で意見対立しているような不思議な感覚に陥ります。


リュウゼツラン科キミガヨラン属 アツバキミガヨラン(厚葉君が代蘭) 
学名 Yucca gloriosa
寒冷地には向かないと説明されることも多いのですが、青森県内でも育っています。
リュウゼツランの名前で呼ばれる事が多いのですが和名はアツバキミガヨラン。







あとりえ Tistou

2010-06-29 | ガーデニング
青森にもバラの季節がやってきました。
バラの名所はいくつかありますが、十和田市にある「あとりえ Tistou」の庭はバラの花が見事です。
ちょうど満開の時期になり、バラの花の香りがいっぱいの庭と手作りケーキの両方を楽しめる "ガーデン散策&ケーキセット"は花好きの女性をうならせることでしょう。
ケーキセットは電話での予約が必要ですが、花の庭とキルト作品を眺めながらのティータイムは日常とは違う世界です。
刺繍とキルトの教室のかたわら、花を見に来る方のための一般公開もしています。
美しい庭を眺めるだけで、とても幸せな気分になるのは何故なのでしょうか。





あとりえ Tistou  十和田市相坂字箕輪平199-2
営業時間 10:00~17:00  
定休日  木曜・日曜

ガーデン散策&ケーキセット  800円
ガーデン見学        200円
予約が必要です。



花壇の花のために

2010-06-25 | ガーデニング
毎年春になると、ホームセンターなどでは大量の花の苗が並びます。
好みの花を買い求め、自宅の花壇に植えたけれど殆どそのままの大きさから育たない、そんな話をよく聞きます。

花壇に植える植物には、一年草、多年草(宿根草)、小低木、潅木などの種類があり、それぞれの特徴を考慮しながら花壇に配置します。
一般的には花期の長い一年草を使いますが、秋には枯れて翌年にはなくなってしまうので、毎年新たに植えなければ花壇を維持できません。
多年草は気候や日照などの環境が合っていれば毎年株を大きくしながら花を咲かせますが、花期が1~2週間と短い。
多年草花壇の場合、何種類かの植物を組み合わせることで、春から秋まで何かしらの花が咲いている花壇を作ることができます。
園芸植物についての知識がないと、綺麗にまとまった多年草花壇の作成は難しいとも言われますが、上手くいかなければ植え替えればいいだけの事です。
一つの種類がほんの10日程しか楽しめない、それは逆に考えれば季節感を楽しめる花壇ということです。
「花壇とは一年草を毎年植えるもの」そんな考え方から一度抜け出してみるといいのかもしれません。


植えたまま育たない場合、植える前に土に腐葉土を多めに鋤き込んでおく事と、植えた後の土面を出さないことで改善します。
あらかじめ生ゴミをたくさん埋めて、2~3ヶ月寝かせておくと、驚くほど良く育つ花壇に変身します。









paeonia molokosewitschii

2010-06-05 | ガーデニング
10年前に種を蒔いた山芍薬Paeonia molokosewitschii(ピオニア・モロコソウィッチ)が初めての花を咲かせました。
コーカサス地方原産、薄いレモン色の花びらと、完全には開かないカップ咲きの花、丸みのある葉が特徴です。
山野草は成長の遅いものが多い中、10年もかかるのは私の育て方が未熟なためだと思います。
品種改良された園芸種とはまた違う、山野草としての魅力を持つ山芍薬は、山野草ファンには人気のある花です。
日本で山芍薬といえばpaeonia Japonicaで、白い花を咲かせます。




山菜カーデニング

2010-05-10 | ガーデニング
今の季節は山菜取りのシーズンなのですが、青森県は自然が豊かで、うっかり山など入って行って熊に遭遇することを考えると軽々しく山菜取りに行くことは気が引けます。
山菜には葉や花も綺麗で花壇の彩りになるものも多いので、ガーデニングとして植えておくと季節になれば採りたてのものが味わえますね。
わが家の庭では、コゴミ、ゼンマイ、アサツキ、ウルイ、アケビ、ヤブカンゾウ、ナルコユリなどを花壇に植えています。
アサツキ、ウルイは6~7月ごろ、ヤブカンゾウは8月ごろに花を咲かせます。
昨年の写真から探してみました。

食べられるものは多いのですが、結局食べているのはアサツキだけでした。
特にシダの仲間は葉が美しくて日陰の花壇の主役になりつつあります。


コゴミ 明るい緑色が綺麗です           ウルイの花


アサツキの花 薄紫色です        ヤブカンゾウの園芸品種






山野草展の季節

2010-05-09 | ガーデニング
5月は山野草やバラなどの花の展示会の季節で、各市町村の花の愛好家グループによる展示会が各地で催されています。
小さなイベントですから情報も少ないのですが、意外と見ごたえもある上に、花の販売もしている場合が多く廉価で買えるとあって、細かくチェックして足を運んでいます。
今日までのものも多いのでざっと集めてみました。


下田盆栽山草愛好会 春の山野草展
会期 5/8~5/9
会場 おいらせ町農村環境改善センター(下田公園向い)

五所川原山野草愛好会 春の山野草展
会期 5/8~5/9
会場 エルムホール(五所川原市唐笠柳藤巻517-1・エルムの街ショッピングセンター内)

野辺地町野生ラン愛好会 第18回エビネと山野草展示会
会期 5/8~5/9
会場 野辺地町中央公民館(上北郡野辺地町字野辺地1-15)

八戸えびね愛好会 八戸エビネ展示会
会期 5/8~5/9
会場 八戸公園植物園(八戸市十日市天摩33-2)

北部山野草会 斑入植物と花変り(エンレイソウ・シラネアオイ)展
会期 5/8~5/9
会場 北部農林環境改善センター(青森市奥内字宮田41-3)

八戸山野草愛好会 春の山野草展
会期 5/13~5/18
会場 八食センター多目的ホール(八戸市河原木字神才22-2)

八戸山草の会 春の山野草展示会
会期 5/14~5/16
会場 八戸植物公園(八戸市十日市天摩33-2)

陶花苑の会 えびね蘭とやきもの展
会期 5/2~5/16
会場 陶花苑・倉石焼(三戸郡五戸町大字倉石中市字向平57)









カタクリを育てる

2010-05-01 | ガーデニング
今はちょうどカタクリの花の時期です。
家庭の庭で育てている方も多いと思いますが、カタクリは種から育てることも簡単にできます。
花の時期に雄しべを取って他の株の花に受粉させてあげれば、6月頃には種が熟します。
左の写真は昨年6/12の状態です。ほぼ熟していてこの数日後には右の写真のように果(さくか)が割れて種がこぼれ落ちています。

 

この種を植えたい場所に取り蒔き(採取した種をすぐに蒔く事)にすると、翌年の春には松葉のように細い芽が出てきます。
下の写真の細く伸びた芽は昨年蒔いたもので、やや幅の広い葉は一昨年に蒔いたものです。
厚く腐葉土をかぶせた土で栄養状態が良ければ、あと3~4年で開花するでしょう。
カタクリは葉のある内に植え替えをすると、翌年の開花は望めませんし回復するまでに数年かかる場合もあります。
年数の経過した株は、球根がかなり深い場所にあるので掘り上げるのも大変です。
少し時間はかかりますが、種から育てる方法は増殖もできますし手間もかかりません。
昔はいたるところで咲いていたカタクリを増やして、また野山に戻すこともできます。





ぎんなん寮で楽しむ春

2010-03-10 | ガーデニング
蘭の花の花期は早春の今の時期のものが多く、北国の青森では野外で咲く春一番の花に先駆けて室内園芸植物の春が来ます。
毎年春のお彼岸に合わせて開催される大感謝セールはまもなくですが、ぎんなん寮の温室ではすでに準備も始まっているようでした。




セールでなくてもたまに買い物に来るのですが、お目当てはこちらで作っているハムやウインナーです。
わが家で「ハンズ味」と言われているここのウインナーは、「いつかこれだけを腹いっぱい食べたい」といわれる人気メニューです。
スーパーで売られているウインナーと比べても高くはありません。
セールの日にはさらに10%引きなのですが、売り切れてしまうことも多いので早めに出かけています。


公立ぎんなん寮 青森県上北郡 東北町大字大浦 南平10―1  
ぎんなん寮 春の大感謝セール   3月21~22日 9:00~15:00





春は三寒四温とも言うのにここ数日の寒さは厳しいです。
彼岸じゃらく(青森県南の春のドカ雪)が終わればもう春なのに、すぐそこまで来ている春の足音は足踏み状態で止まっているかのようです。


身近な野生動物

2010-01-06 | ガーデニング
青森県に住んでいると野生動物によく出会います。
リス、テン、キツネ、イタチ、タヌキなどなど。
野鳥はもっと種類も多いのですが名前も分からない野鳥が多く、庭にやって来る鳥だけでも、もうお手上げ状態です。
写真に撮りたいと思っていても野生動物は動きも早く、一瞬の出来事で終わってしまいます。

わが家の庭だけでもたくさんの鳥や動物がやって来ます。
雪が積もると足跡が残っているので、見ることはできなくても小動物の訪問が分かります。
でも年々林が住宅地に変わっていくので、やって来る動物は少なくなっています。

昨年から庭の木を植え替えて、実の成る落葉樹に変えつつあります。
少しでも野生動物の餌になってくれればいいな、と思いながら今は植え場所にコンポストを設置しています。
庭に落葉樹があると落ち葉が多くてと言われますが、落ち葉は花壇や木の根元に集めておくだけで植物の成長を助けます。
鳥や小動物の多く立ち寄る庭では、毛虫なども食べてもらえるので手入れが楽になります。