左稜線ルート 8P・10c ピッチグレードは100岩場による
(昔取り付きが判らず時間切れ2Pで敗退したルート)
朝発で瑞牆へ、午後3時頃から雨の予報だったので下降用に9mmロープをフォローが背負って登る事にした。S→Shukla P→ パートナーリード
1P目 10a 40m Sリード 特に難しい所はないのでプロテクションが少ない、出だしの木が邪魔
2P目 Ⅳ 20m Sリード ルンゼの中の木登り、途中で一旦切り更にルンゼから這い上がり少し先の大木で再度ピッチを切る
3~4P目 5.7 15m Pリード ザックを背負うと途端に動きが悪くなる、少し先に有る木を登ってスラブに乗り移るのだが足が滑って中々身体が上がらない、上がって直ぐの木で一度ピッチを切る。
次に少し上に登ってからハング下を真横に6m程のトラバースの短いピッチ、高度感満点。ホールドは皆無だがスタンスがしっかりしているのでクロスムーブでこなし特に問題はナシ。
5P目 10c 8m Sリード 本日の核心、ボルト 3本のスラブで10cのグレードが付いている。
右側はスパッと切れ落ちている、出だしのスタンスが遠くて右側のカンテを使ってハイステップで立ちこんで左にヌンチャクを鰍ッてクリップ、そこからの左上の数手が細かくて(と言うかホールドが殆ど無い)思い切って行けないので仕方なくA0でクリア、このピッチは10cより1グレード上と言う感じでした。
取り付き
10cのフェース上部
6P目 10b 25m Sリードの後Pリード お団子型の大岩はプロテクションが無い、此処に立ち上がるのが核心で左側からボルダーよろしく取り付いたのだが大岩のテッペンはホールドが皆無でどうしても這い上がれなかったので必死のクライムダウン、Pに交替。ザックを背負っては大岩は登れそうにないので荷揚げする事にして大岩上で一旦ピッチを切った。
25mのフェースは一部カンテを使って細かいホールドを拾って行く。このピッチも1グレード辛く感じた。
7P目 10a 20m Pリード ここはテラスが無いのでザックを背負ってのフォロー、左に少し下ってからクラックからスラブを登るのだがザックが重くてA0でないと身体が上がらない、軽快にフリーで登りたい所だが仕方が無い。
8P目 歩き 25m Sリード バンドを右にトラバース、チムニーを少し上がってハーケンが2枚有る所でビレイ。
チムニーは狭くてビレイし辛い、おまけにビショビショ。この辺りからャcャcと雨&雷の音がしてきた
9P目 10a 20m Pリード パートナーがチムニーを抜けた所で雨と雷が酷くなってきたので退却決定、3回の懸垂でモンタージュの取り付きに着いた頃には小雨になった。
登攀開始10:00→モンタージュ取り付き14:30
*フリーに自信の無い方はアブミを持参された方が良いでしょう。