最近の野の花を振り返ってみる。
どれもちいさな花だ。

キツネノマゴ(キツネノマゴ科)
ツルボに比べると、小さくて花序全体に花がつかないので、
見逃してしまいそうだ。

コエビソウ(ベルベロネ) サンゴバナ アカンサス パキスタキス など
世界には2500種ほど日本でも十数種類あるらしい中で、
この小さな花が代表なのだ。

ハグロソウ(キツネノマゴ科)
自然教育園で見たハグロソウも関東以西で自生しているらしいが、
まだ近所では見ていない。
花弁が上下ともペラペラな感じがして面白い。

ママコノシリヌグイ(タデ科)
タデの仲間をいろいろ見かける。
ママコノシリヌグイは茎の棘と三角の葉が特徴で、
こんな名前で呼ばれている。

花だけを見ると可憐でほんのりした色気がある。

イヌタデ(タデ科)
イヌタデは初夏から秋まで長く咲いている。
赤いのはガクで花弁がないので、蕾も花が咲いても色が変わらない。

オオイヌタデ(タデ科)
このあたりでは最近咲き出したオオイヌタデ。
たしかにイヌタデに比べて、ずっと大型だ。
白いのが多いが薄いピンクの花もある。
この花たち、雨があがれば一段と元気になっているだろう。