八島ヶ原湿原で木道へ出る前に昼食を食べていると、
まわりをチラチラ動いたり止まったりしているチョウがいる。
近所で見かけるヤマトシジミやルリシジミと少し違う。
帰ってから調べたらヒメシジミらしい。
八島湿原は花も多いが蝶の種類も豊富なようだ。
午後になって気温も上がったためか活発に動くので撮れないものが多い。
ヨツバヒヨドリ(キク科)に止まってくれたのはトラフシジミ。
縞模様を虎斑に見立てたものだが、先端の四つ星紋も特徴的だ。
ヨツバヒヨドリなどヒヨドリバナの仲間が大好きなのはアサギマダラ。
アサギマダラは長距離を渡るという。これから南のほうへ移動していくのだろうか。
八島湿原にはノアザミ(キク科)もたくさん咲いているが、
キアゲハなどアゲハチョウたちはアザミの仲間の蜜が好みのようだ。
もちろんアゲハだけでなく、ノアザミにはタテハチョウの仲間も訪れる。
タテハチョウは羽の表も裏も見ないと名前が分からない。
これはたぶんギンボシヒョウモンだろう。
クヌギかコナラに似せた案内板の支柱という変な所に止まったタテハチョウ。
羽の裏側を見せてくれると白いL字斑が見えて・・・
エルタテハのようだ。
大型で白い花序のシシウド(セリ科)は湿原でよく目立った。
そこにいた大きめのシジミチョウぐらいの真っ白なチョウ。
図鑑などを調べても名前が分からない。
ヒメシロチョウあたりが近いが、紋のぐあいなどが違うようにみえる。
初めて見たチョウのうちヒメシジミ、トラフシジミ、エルタテハは調べてわかったので、
今回は3勝1敗というところか。