セリ(セリ科)
湿地で低い位置に咲いていたセリの白い小さな花のかたまりが目に沁みる。
オトコエシ(オミナエシ科)
雑木林の中では同じ白い花序でも雰囲気の違うオトコエシが咲いていた。
オトコエシの花は小さくても茎は人の背丈ほどにも伸びる。
合弁花で4本のオシベが突き出して目立つ。
同じ雑木林で今年もまた、この白いものを見た。
反対側から見る。
これは決して白い花ではなく、セミヤドリガの幼虫なのだ。
卵が孵化するとすぐにヒグラシなどのセミに寄生しはじめて、
五齢まで育って離れると上から吊下がって繭を作る場所を探しているところだ。
この中にある繭から1週間ほどで羽化する成虫をいつか見たいものだ。