江ノ島の山の上から海を見る。
左奥が海水浴でにぎわう片瀬東浜海水浴場だ。
江島神社の奥津宮へ向かう途中にサムエル・コッキング苑というのがある。
英国貿易商サムエル・コッキング氏が明治中期に作った大庭園の跡を公園にしたものだ。
季節によりバラやツバキなどいろんな花が楽しめる。
この建物は騁碧亭(ていへきてい)という中国風の四阿で、
手前の吉祥孔雀像とともに藤沢の友好都市・昆明市から寄贈された。
貯水槽遺構。
コッキングが建設した当時はレンガ造りの温室を中心とする植物園だったようで、
水道施設が十分でないため地下に大きな貯水槽を備えていた。
平成15年に建て替えられた展望灯台の展望フロアは海抜101mぐらいで周囲を一望できる。
今回は、その近くに珍しい花が咲いたので見に行ったのだった。
アオノリュウゼツラン(リュウゼツラン科)
アオノリュウゼツランは中南米で自生している木で、
数十年に一度しか咲かないので主として観葉植物として植えられている。
6株も同時に咲くのは珍しい。
下のほうから眺めても黄色い葯がよく目立つ。
3年前に近所の旭区の民家で咲いたのを見せてもらったことがある。
3年前に見たアオノリュウゼツラン
たぶん5月ごろから花茎が出始めて、今や8mから10mもの高さになっている。
苑の内外に真っ赤な花も咲いていた。
デイゴ(マメ科)
沖縄県の花にもなっているデイゴだ。
アメリカデイゴ(マメ科)
鹿児島県の花のアメリカデイゴも咲いていて、同じデイゴでも姿が違うのがわかった。