
池の平湿原に下る前に雲上の丘など周囲の尾根道を歩く。

咲き始めたノアザミにチョウやトンボが止まる。
高峰高原から池の平湿原で見た花は下記40数種類。
アキノキリンソウ、アヤメ、イブキジャコウソウ、イワインチン、イワシャジン、
ウスユキソウ、ウツボグサ、オオヤマフスマ、オトギリソウ、カラマツソウ、
カワラナデシコ、キバナノヤマオダマキ、クガイソウ、クルマユリ、グンナイフウロ、
コマクサ、シシウド、シモツケ、シモツケソウ、シャジクソウ、シュロソウ、
シロバナニガナ、シロバナヘビイチゴ実、ジンヨウイチヤクソウ、ツリガネニンジン、
トモエシオガマ、トリアシショウマ、ニガナ、ニッコウキスゲ、ノアザミ、
ノコギリソウ、バイケイソウ、ハクサンオミナエシ、ハクサンフウロ、ホタルサイコ、
マツムシソウ、マツヨイグサ、マルバダケブキ、ミヤマホツツジ、ムカゴトラノオ、
ヤナギラン、ヤマブキショウマ、ヤマホタルブクロ、ヨツバヒヨドリ、ワレモコウ
その一部を何回かに分けて掲載してみたい。

コマクサ(ケシ科)
見晴岳と三方ヶ峰の2カ所にコマクサ園がある。

昔は金網で遮られていたが、今はロープが張られているだけなので撮りやすくなった。
小岩のごろごろしたところで、よく咲くものだ。

トモエシオガマ(ハマウツボ科 旧分類ではゴマノハグサ科)
ある場所でトモエシオガマの小さな群生があった。

トモエシオガマの仲間のシオガマギクも花は同じように巴状になっている。
シオガマギクは伊吹山で見たことがある。

ジンヨウイチヤクソウ(イチヤクソウ科)
白い花で突き出た雌しべに見覚えがある。イチヤクソウの仲間だ。

撮った時はイチヤクソウだろうと深く考えもしなかったが、
帰って調べると葉が腎形であることとか萼が短いことなどからジンヨウイチヤクソウらしい。
ただ他の仲間の可能性もあり、細かいところを撮っていないので自信はない。
名前すら初めてのものもたくさんで、トモエシオガマもジンヨウイチヤクソウもです。
トモエシオガマやシオガマギクは、上から見ると花が巴状なんですね。
聞けるものなら、こういう咲き方になった理由を聞いてみたくなります。
一方、コマクサは岩の中で根をどんな風に張っているのか聞きたくなります。
花顔をご覧になって、馬に似ているとお思いになりましたか?
前に出会っているもんも多いのですが、けっこう名前を忘れています。
植物や昆虫の中にはどうしてそんな姿になったの?と思うものがありますね。
向こうから見れば人間もそうかもしれませんが。
コマクサは岩の下の土に長く根を延ばしているそうですが・・・
どうなのでしょうね。
馬面には見えないこともありませんでした。