横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

ガガイモ

2008-08-17 06:46:31 | 近所

ガガイモ(ガガイモ科)
横浜と大和や藤沢との境を流れる境川の堤防にはサイクリングロードがある。
その道と境川の間には金網が続いていて、そばには雑多な草が生えている。
蔓性のガガイモもそんな一つだ。


花には白い毛がいっぱいで、雄しべが雌しべに合着しているのも特徴だ。

花はいっぱい咲いているのだけれど、被写体を決めるのに苦労した。


その理由は、このカメムシにある。
これはジュウジナガカメムシとかヒメジュウジナガカメムシというものだが、
その卵か幼虫か黄色いものがあちこちにビッシリとあって見た目に気持ち良くないからだ。
この写真でも少しだけ写っている。

ガガイモに何も関係ないのだが、昨日は14kmほどを早足で歩いてみた。
最近も10kmぐらい歩くのは珍しくないが、観察しながらでペースはゆっくりだ。
どの程度スピードを上げて歩けるか試す目的だったが、暑い中で起伏のあるコースは相当きつかった。
それでも9月のウオーキング・イベントに2年ぶりに参加したい。


スイトピーと蝶

2008-08-16 07:23:03 | 近所

先日のアカボシゴマダラと違って、これはチョウの顔とわかりやすい。


宿根スイトピーの周りを飛んだり止まったりしているのはウラナミシジミだ。
羽の裏が波模様になっている。
ウラナミシジミは南方系のチョウで秋に向かうにしたがって北へ分布を広げるという。


花には見向きもしないで茎や芽のあたりばかりに止まるのは産卵が目的らしい。


もちろん花の蜜も、好いとお・・(南から来たので九州弁)


チャバネセセリは落ち着きがなく吸蜜か産卵かよく分からなかった。


スイトピーは花の形も実もマメ科そのものだ。


追分の小さい花

2008-08-15 07:30:38 | 近所

いつも行く瀬谷市民の森から道路と丘を越えていくと追分市民の森がある。
見頃の百日草の南側ではコスモス畑が秋を待っている。
そのあたりを歩いていると、とても小さな黄色い花がまばらに咲いているのが見えた。


コケオトギリ(オトギリソウ科)
茎は地を這うように延び、花は5mm程度しかない。
水辺にも近いのでサワオトギリかとも考えたが、黒点が無いしオシベの数も少ない。


それを頼りに調べなおした結果、コケオトギリではないかと思う。
苔のように小さいオトギリソウということのようだ。


キツネノマゴ(キツネノマゴ科)
コケオトギリを撮っていると、これまた小さなピンク色の花が目に入った。
キツネノマゴは旧盆ごろに咲き始めるというとおりだ。


まだどの花穂も一つしか花をつけていなかった。


ツルボ

2008-08-14 08:37:05 | 近所

ツルボ(ユリ科)
森の入口でツルボが顔を出している。
まだまだ暑いが、きのうの夜は家の外で虫が鳴き始めたし風も涼しい。


これは最初の写真から1日たった同じ花。
数日で先端まで咲きそろうのだろう。


蜂の仲間はよく分からないけれど、ルリチュウレンジバチだろうか。
刺される心配はないらしい。


蕾の手前にある長い茎の根元には幅の狭い2枚の根生葉がついている。

アカボシゴマダラ

2008-08-13 07:18:50 | 近所

コナラの葉に止まって休んでいる虫がいる。
これほどカメラを近づけてもじーっとしている。


アカボシゴマダラだ。
市民の森の入口近くには数頭のアカボシゴマダラがいた。


ゴマダラチョウに赤い斑紋のついたアカボシゴマダラは日本にはいない蝶であったが、
最近になって神奈川県など関東で増えて要注意外来生物に指定されている。


これが別の場所のエノキにいたゴマダラチョウ。
どうもアカボシゴマダラの勢いに押されている気がする。


ゴマダラチョウやアカボシゴマダラはクヌギやコナラなどの樹液を吸うようだ。
ゼンマイ仕掛けのような黄色い口をするすると伸ばして吸っている。

そして幼虫はエノキを食草とする。
4月に幼虫を見たエノキの若い木はこのすぐ近くにある。
エノキと蝶


樹液をめぐってのにらみ合いをする2頭。
コガネムシとは共存してもチョウ同士では縄張り争いがあるのだろうか。


蓼・・も好き好き

2008-08-12 07:18:55 | 近所

赤マンマことイヌタデは近所の畑のそばや原っぱで見なれているが、
近所の高校の擁壁の下にイヌタデに似ていて高さ40cmぐらいの白い花が咲いている。


ハルタデ(タデ科)
イヌタデに近い仲間はどれもよく似ているが、この花はハルタデではないだろうか。
数cmの花穂に白や淡紅色の小さな花がたくさんつく。


オオケタデ(タデ科)
団地の近くでは背の高い花が一株だけ咲いていた。
やや広い葉の形と花のピンク色がはっきりしていることから、
オオイヌタデではなくオオケタデかと推察する。


ヤマトシジミは、この花がお気に入りのようだった。

キツネノカミソリ

2008-08-11 07:41:15 | 近所

夏でも薄暗い市民の森の一部を明るくしている花がある。


キツネノカミソリ(ヒガンバナ科)
今年も小さな群生のキツネノカミソリが咲き始めたのだ。


春に芽を出して茂っていた葉はすっかり消えてしまって、
すっと立った茎の先に複数の花をつけている。

秋に咲くヒガンバナは花が終わると葉が出てきて越年してから春に枯れる。。
キツネノカミソリは花のあと葉が出てこないので、花と葉との連続性を感じにくい。


花があまり開かないところや花の色もヒガンバナと違うところだ。

ゴーヤ、その後

2008-08-10 06:27:07 | 近所

日除けのために植えたゴーヤ。
7月中旬に初収穫したころはまだ生い茂るのも不十分だったが、
今は2階に迫る勢いで大きな葉も増えて日除けの目的は達成している。

すでに20本近く収穫していて、いろんな料理で食べた。
採れたては買ったものより皮が軟らかいようだ。

ちょっと分かりづらいが、この写真の中でも11本ぐらいはできている。
左手の5番と記したもので27cmぐらいに育っている。


ゴーヤ雌花
また前回、実がならないと書いた地植えのほうにも次第に雌花が増えて、
そろそろ収穫できそうな実も出てきた。


ゴーヤ雄花
予想以上の大成功だ。

アオノリュウゼツラン

2008-08-09 08:14:15 | 近所

江ノ島の山の上から海を見る。
左奥が海水浴でにぎわう片瀬東浜海水浴場だ。


江島神社の奥津宮へ向かう途中にサムエル・コッキング苑というのがある。
英国貿易商サムエル・コッキング氏が明治中期に作った大庭園の跡を公園にしたものだ。
季節によりバラやツバキなどいろんな花が楽しめる。

この建物は騁碧亭(ていへきてい)という中国風の四阿で、
手前の吉祥孔雀像とともに藤沢の友好都市・昆明市から寄贈された。


貯水槽遺構。
コッキングが建設した当時はレンガ造りの温室を中心とする植物園だったようで、
水道施設が十分でないため地下に大きな貯水槽を備えていた。


平成15年に建て替えられた展望灯台の展望フロアは海抜101mぐらいで周囲を一望できる。
今回は、その近くに珍しい花が咲いたので見に行ったのだった。


アオノリュウゼツラン(リュウゼツラン科)
アオノリュウゼツランは中南米で自生している木で、
数十年に一度しか咲かないので主として観葉植物として植えられている。
6株も同時に咲くのは珍しい。


下のほうから眺めても黄色い葯がよく目立つ。

3年前に近所の旭区の民家で咲いたのを見せてもらったことがある。
3年前に見たアオノリュウゼツラン


たぶん5月ごろから花茎が出始めて、今や8mから10mもの高さになっている。


苑の内外に真っ赤な花も咲いていた。


デイゴ(マメ科)
沖縄県の花にもなっているデイゴだ。


アメリカデイゴ(マメ科)
鹿児島県の花のアメリカデイゴも咲いていて、同じデイゴでも姿が違うのがわかった。


ソクズとヒヨドリバナ

2008-08-08 07:38:21 | 近所

市民の森を北へ抜けたあたりは日当たりが良く、
ニワトコにも似た白い花が咲いている。


ソクズ(スイカズラ科)
似ているはずでソクズもニワトコも同じスイカズラ科だ。
ただしニワトコは木なのにソクズは多年草で、ところどころに黄色い杯状の腺体があるのが違うところだ。


市民の森へ戻ると薄暗い中に白い花序が何本も見られた。


ヒヨドリバナ(キク科)
たくさんの筒状花のオシベばかりが目立つような花だ。

ヒヨドリが鳴くころ花が咲くという名前の由来は、いまいち信じがたい。


ヒヨドリは近所で年中見かけるが、江ノ島で見かけたこの鳥はイソヒヨドリらしい。
遠くにいるのを撮ってトリミング・拡大したからひどい画像だが、
いつかもう少しきれいに撮りたい。

ウバユリ

2008-08-07 07:42:52 | 近所

八月に入って蝉の声が騒がしくなってきた。
家の外ではアブラゼミやミンミンゼミが鳴き競って暑さを増強する。
夜明けや夕方にはヒグラシも聞こえるが、
市民の森に入るとヒノキの木などで簡単に見つけることができる。


その市民の森の一角、ヤマユリも咲くあたりに地味なユリが咲き始めている。


ウバユリ(ユリ科)
ウバユリは大きな葉から伸びた茎の先に、緑白色の花を複数つける。
ヤマユリなどに比べてあまり開かない花被片には紫褐色の斑が入っている。


ウバユリにはヒグラシの声が似合う。



八島ヶ原湿原の蝶

2008-08-06 08:27:15 | 旅行

八島ヶ原湿原で木道へ出る前に昼食を食べていると、
まわりをチラチラ動いたり止まったりしているチョウがいる。
近所で見かけるヤマトシジミやルリシジミと少し違う。


帰ってから調べたらヒメシジミらしい。


八島湿原は花も多いが蝶の種類も豊富なようだ。
午後になって気温も上がったためか活発に動くので撮れないものが多い。

ヨツバヒヨドリ(キク科)に止まってくれたのはトラフシジミ。
縞模様を虎斑に見立てたものだが、先端の四つ星紋も特徴的だ。


ヨツバヒヨドリなどヒヨドリバナの仲間が大好きなのはアサギマダラ。


アサギマダラは長距離を渡るという。これから南のほうへ移動していくのだろうか。


八島湿原にはノアザミ(キク科)もたくさん咲いているが、
キアゲハなどアゲハチョウたちはアザミの仲間の蜜が好みのようだ。


もちろんアゲハだけでなく、ノアザミにはタテハチョウの仲間も訪れる。


タテハチョウは羽の表も裏も見ないと名前が分からない。
これはたぶんギンボシヒョウモンだろう。


クヌギかコナラに似せた案内板の支柱という変な所に止まったタテハチョウ。


羽の裏側を見せてくれると白いL字斑が見えて・・・
エルタテハのようだ。


大型で白い花序のシシウド(セリ科)は湿原でよく目立った。


そこにいた大きめのシジミチョウぐらいの真っ白なチョウ。
図鑑などを調べても名前が分からない。
ヒメシロチョウあたりが近いが、紋のぐあいなどが違うようにみえる。

初めて見たチョウのうちヒメシジミ、トラフシジミ、エルタテハは調べてわかったので、
今回は3勝1敗というところか。


八島ヶ原湿原ー3

2008-08-05 08:54:36 | 旅行

2回にわたって八島ヶ原湿原の多くの花を見てきたが、
その中に黄色い花はなかった。
この時期に黄色い花がないというわけではなく、何種類もあったのでまとめてみた。


黄色い花というとキク科に多いように思う。
木道から少し離れた所に2種類の黄色い花が咲いている。
まず左手のほうに頭花が集まって傘状になっている花が見える。


キオン(キク科)黄苑
キオンはハンゴンソウなどの仲間でもあるが、
紫苑に似て黄色い花ということで黄苑という名前が付けられたのだろうか。


コウリンカ(キク科)
色合いは少し違うがコウリンカもキオン属の花だ。


マルバダケブキ(キク科)
2枚目の写真の中央付近に見えるのは、このマルバダケブキだ。
頭花の直径が8cmぐらいと大きめだが、下のほうに付いている葉も大きい。


メタカラコウ(キク科)
メタカラコウは背の高い茎の上部に総状花序をつける。
オタカラコウは見かけなかった。


先だって東御苑でミズキンバイを見たので、今回楽しみにしていた花がある。


キンバイソウ(キンポウゲ科)金梅草
そのキンバイソウは木道の傍あちこちで見られた。
例によって花びらに見えるのは萼片で、中の細いのが花弁なのだろう。
なかなかしっかりした可愛い花だ。


キバナノヤマオダマキ(キンポウゲ科)
木道の間から顔を出していたのは黄色いヤマオダマキ。
姿のいい花だ。


コゴメバオトギリ(オトギリソウ科)
スタート前に昼食をとっていた場所で、この黄色い花を見て友人と頭をひねった。
「この花はなんだろうね、オトギリソウに似ているけれど葉が違うよ」などと言っていたが、
帰ってから調べてみるとヨーロッパから帰化したコゴメバオトギリのようだ。
小型のビヨウヤナギにも見える。


オトギリソウ(オトギリソウ科)
オトギリソウのほうは鷲ヶ峰の中腹に咲いていた。


ミツモトソウ(バラ科)ミナモトソウ
ヘビイチゴの仲間の赤い実も見ることができたが、
このミツモトソウはキジムシロの仲間なので実が赤くなることはなさそうだ。


ニッコウキスゲ(ユリ科)
2週間も前なら満開だったのだろうが、一応ニッコウキスゲの姿も見ることはできた。

これでようやく花の記録を終わることができたが、あと1回で八島湿原を締めくくる。

八島ヶ原湿原ー2

2008-08-04 08:05:31 | 旅行

大昔の八島ヶ原は広い範囲が湖だったのがミズゴケなどが堆積し、
ここに見える鎌ヶ池や八島ヶ池、鬼ヶ泉水に水をためているだけになった。
左奥に見えるのは蓼科山だ。


クルマバナ(シソ科)
いろんな種類の草花が咲く八島ヶ原湿原には、シソ科の花も多い。
クルマバナはトウバナの仲間で花が輪状に咲くはずだが、まだ咲きそろっていなかった。


イヌゴマ(シソ科)
先日、家の近所でも見たイヌゴマも輪状に花が咲く。


ウツボグサ(シソ科)
ウツボグサを上から見ると輪状に咲くのが分かりやすい。


弓矢を入れる靫に似ていることから靫草と呼ばれたらしいが、
現代人としては靫になじみがないので魚のウツボのほうをまず連想する。


クサフジ(マメ科)
ほかの草花に蔓を絡ませてクサフジもところどころで見かけた。


ナンテンハギ(マメ科)
ナンテンハギは蔓でなく背もそう高くないので木道を歩いていても見逃しやすい。
小葉が2枚ずつ付くのでフタバハギとも呼ばれる。


オカトラノオ(サクラソウ科)
クガイソウやハナチダケサシのほかにも穂状に咲く花がずいぶん多い。
オカトラノオは家の近所でも見ることができる。


イブキトラノオ(タデ科)
オカトラノオより数が多かったのはイブキトラノオで、高原に来ないと見られない。
トラノオといってもハナトラノオはシソ科、ヒメトラノオはゴマノハグサ科とさまざまなようだ。


シュロソウ(ユリ科)
シュロソウはなんとも渋い色で長い茎に小さな花をたくさんつけている。


同じユリ科でもニッコウキスゲの華やかさと対照的だ。


バアソブ(キキョウ科)
ヤマホタルブクロやツリガネニンジンもたくさん咲いていたが、
蔓性のバアソブも見られたので今回のキキョウ科の代表とする。


アサマフウロ(フウロソウ科)
湿原のいたるところにハクサンフウロやタチフウロも咲いていたが、
今回のフウロソウ科の代表はアサマフウロとする。


花が大きめで色も濃く見栄えがする。


湿原のすぐそばに鷲ヶ峰がある。
頂上は1798mなので湿原とは標高差150m程度だが、
時間の関係で頂上は無理なので中腹まで登ってみた。

木道のあたりとはちがう花を見ることができた。


ヤマハハコ(キク科)
白い総苞片が重なる中から黄色い小花が顔を出しているのはヤマハハコ。


ウスユキソウ(キク科)
アルプスに咲くエーデルワイスの仲間、ウスユキソウも咲いていた。


苞葉に白い毛が密生していて、たしかに薄雪をかぶっているように見える。


諏訪市内と諏訪湖を見る。
よく晴れていれば乗鞍など北アルプスの山々が見えるのだろうか。

八島ヶ原湿原ー1

2008-08-03 07:34:10 | 旅行

地域の自然観察会に特別参加させてもらってた。
バスで片道4時間ぐらいかけて信州・奥霧ヶ峰の八島湿原に到着する。
昼食の後、2班に分かれて八島ヶ原湿原のほうへ下りていく。
八島湿原とは鷲ヶ峰などを含むこのあたり一帯をさし、
中心の湿地の部分を八島ヶ原湿原というらしい。


ハナチダケサシ(ユキノシタ科)
湿原全体でさまざまな花に出会うことができた。
ハナチダケサシはチダケサシの仲間で花が白くトリアシショウマにも似ている。

八島ヶ原湿原は標高1640m、高層湿原の南限とされ国の天然記念物になっている。


クガイソウ(ゴマノハグサ科)九蓋草
穂状に咲く花も多く見かける。
クガイソウもそんな一つで茎先に細長く花序を伸ばす。
九層なんてものではない。

高層湿原とは標高の高い所にあるという意味ではなく、
ミズゴケを主とする多くの植物が枯れても腐植土とならずに堆積・泥炭化し上へ上へと成長して
全体が水面よりも高く盛り上がった湿原のことだそうだ。


八島ヶ原湿原は12000年前から成長を続け、1年に1mmづつ堆積し泥炭層は8mに達している。
釧路湿原は堆積の浅い低層湿原で、北海道の雨竜沼湿原や尾瀬は高層湿原だ。


ヤナギラン(アカバナ科)
この時期に多かった花はシシウドやヨツバヒヨドリに加えてヤナギランがあげられる。


ヤナギランは雄性先熟でめしべは花柄のほうへ曲がっている。


アカバナ(アカバナ科)
アカバナ科の花はいろいろ見てきたがアカバナそのものを撮るのは初めてだ。
花柄のように見える部分が子房で、花後に長い四角柱の莢の実ができる。
はじけて白い毛のついた種が飛ぶ時を見たいものだ。


イケマ(ガガイモ科)
白い毛と言えばガガイモの仲間も同じにちがいない。
イケマというのは太い根という意味のアイヌ語らしいが、
ガガイモと同じように蔓を伸ばして花の後は莢の実がなる。


シモツケソウ(バラ科)
シモツケソウも広い範囲で見られた。


カワラマツバ(アカネ科)
カワラマツバもたくさん咲いていたが、白い小さな花序はそんなに目立たない。
葉っぱはなるほど松葉に似ている。


エゾカワラナデシコ(ナデシコ科)
カワラつながりで並べても大した意味はない。
カワラナデシコとの違いは萼の長さや苞の数らしいが区別は難しい。


カラマツソウ(キンポウゲ科)
カラマツソウはキンポウゲ科らしく花弁がなく、白い花糸が落葉松に見立てられた。


シラヤマギク(キク科)
うちの近所では秋に咲くシラヤマギクがもう咲いていた。


ノハナショウブ(アヤメ科)
ハナショウブの原種、ノハナショウブは花被片の基部に黄色の筋がある。


6月ごろには八島ヶ池あたりにカキツバタも咲いていたのだろう。
ここにたくさん見えるヨツバヒヨドリは別の稿に譲る。