しらの風景2

自然の中には学びがいっぱい。
野鳥や生きもの、植物が大好き。
五感を育み、楽しく生きる智慧を探します。

12月の角間里山ゼミ会。(12/19*木)

2019年12月19日 | 角間里山ゼミ会


里山をテーマに角間里山ゼミ会を
毎月開催しています。
12月の角間里山ゼミ会として、今日は以下を学び合いました。

と き:12月19日(木)15時~17時
ところ:石川県自然史資料館
テーマ:「金沢市の生物文化多様性による
     新しいコモンズの創出ー 保全・基礎ー」
講 師:フアンさん
(Dr. Juan PASTOR IVARS、スペイン出身、建築学)
◎金沢にある国連大学のブランチであるOUIKの研究 員。
金沢にある伝統庭園の研究と保全に取り組んでいます。
とくに庭園にある池と水系の生物多様性に関心を持ち、
曲水庭 園に関する研究を行っている。



フアンさんが研究されているお話を聞いたあとに質疑応答し、
最後に全員に感想を出してもらいました。
金沢で生活していてもなかなか庭園を訪れる機会は少ないのですが、
スペイン人であるフアンさんのお話を聞いて、
改めて金沢の緑地や庭園に視点が向き、
その貴重さを考えてみることができました。

「例え人工的に作られた場所であったとしても、
そこに自然は存在する」・・という意味の言葉を思い出しました。
14人が集まり、最後まで熱気のあるゼミ会となりました。



午前は,金沢市の中心を流れる犀川で
NHKの取材を受けました。テーマは,犀川と野鳥。
記者がこのほとりに在住でかなりの野鳥ファンの方のようでした。
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8月の角間里山ゼミ会。(8/9*金)

2019年08月09日 | 角間里山ゼミ会


暑い!暑い!と言いながらも夏は過ぎていきます。
昨日は午後3時から8月の角間里山ゼミ会を行いました。



今回は夕日寺健民自然園のふるさと館に集まって
園長さんから「私の造園学」というテーマで、
これまで学んで来られた
造園に関わるお話をお聞きしました。
兼六園をテーマにしてお話はとても興味深かったです。





最後は、夕日寺健民自然園を少し案内していただき、
ここでのこれからの取組みについての計画も
お話ししていただきました。

暑い日でしたが、いつもと場所も変えて
何だか新鮮な学びの会となりました。
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角間里山ゼミ会「私のラオス留学」。(7/25*木)

2019年07月25日 | 角間里山ゼミ会


7月の角間里山ゼミ会は、
ラオスに留学していた県立大の4年生の
向由佳さんからお話を聞きました。



ベトナムの隣国ラオスは貧しい国のようですが
森林が7割を占めていることや農業国であること、
50の民族が暮らしていることなど
興味いっぱいの国に思えました。

経済発展ばかりが人間の幸せでははいのに
矛先は経済ばかりに向けられているのが
気になりました。
自然破壊の後には人が生きる基盤も残らないのに
経済発展に突っ走るしかないのだとしたら、
悲しすぎる人間の歴史だと思います。



今日、友人にいただいたパンは
小鳥とパンダのパン。
何だかほっと笑える形でした。
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6月の角間里山ゼミ会。(6/19*水)

2019年06月19日 | 角間里山ゼミ会


2019年度も角間里山ゼミ会が始まっていますが、昨日18日は
今年度二回目のゼミ会は県立大学の山下良平先生をお迎えして
テーマ◎「海と山の連携による地域づくりの意義と可能性」として
お話ししていただきました。
お話の中で特に印象に残ったのは
〜環境活動に「不参加の行動」〜についての研究でした。
視点が面白く、とても興味深い内容でした。
絶滅危惧種であるイカリモンハンミョウの地元の活動の紹介もあり
私は今年こそはイカリモンハンミョウに会いたいな、と思いました。



最後に参加者からもコメントをいただき、
無事に今回も手応えのある回を終了!
次回はメンバーの大田さんのホタル観察会に行く予定です。
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2019年度/5月の角間里山ゼミ会。(5/27*月)

2019年05月27日 | 角間里山ゼミ会


今日は2019年度の角間里山ゼミ会を
講師に飯田義彦氏を迎えてスタートさせました。
テーマは「生物季節学からみた里山の風景」で
ヤマザクラを研究されたお話を中心に置ききしました。



最後に簡単な討論をして
石川県の「ため池」に及ぶテーマも出ました。
来月の角間里山ゼミ会の計画も進んでいます。
今年度も学び合える場を大切にしていきたいと思っています。
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社会性昆虫編/シロアリとゴキブリ(3/28*木)

2019年03月28日 | 角間里山ゼミ会


3月の角間里山ゼミ会は、 石川県自然史資料館で
講師の方から「研究紹介〜社会性昆虫編(シロアリとゴキブリ)〜」
というテーマでお話をしていただきました。
講師の嶋田 敬介さんは、博士(理学)出自然史資料館の
学芸員(動物分野責任者)としてお仕事をされています。




女王アリと王様アリ、兵隊アリ、ワーカーが
役割り分担をしている

シロアリの生態と森林性のオオゴキブリについて
興味深いお話をお聞きすることができました。
何よりもシロアリがゴキブリ目で、
社会性を持ったゴキブリだという言葉には少し驚きました。
普段は人から嫌われるこの両者ですが
生物の生き方としてはなかなか面白い。
よく紹介されている蟻塚はアートな彫刻に見えます。
最後に本年度の振り返りもして、
次年度に向けてまた私たちの学びは続いていきます。
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2月の角間里山ゼミ会。(2/26*火)

2019年02月26日 | 角間里山ゼミ会


メンバーたち13名が集まって、
今日は「里山での取組みをふりかえって」というテーマで
講師の方からお話をお聞きしました。



講師の方からは、これまで関わってこられた
「里山の保全再生・県の施策」を時系列で
お話ししていただきました。
最後に参加者全員から感想やコメント、
質問を出していただき、石川県での
里山に於ける問題を共有することができました。

県の取組みの数々は、日頃自然活動をしている
私たち団体などに伝わっていないことも多く、
この機会に知ったこともあり、貴重な時間となりました。
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フィリピン・日本 国際ワークショップ。(2/4*月)

2019年02月04日 | 角間里山ゼミ会



今日は私がお世話役をしている角間里山ゼミ会の発起人である
中村先生が取組まれている「能登とフィリピン・イフガオの
世界農業遺産(GIAHS:ジアス)つながり」の持続的発展に向けての
国際ワークショップが行われていたので参加してきました。



大分と宮城で仕事をしている友人も
イフガオを訪れてゲストとして招かれていたので
一緒に今日のまとめのワークに参加。
昨日が報告会のワークショップだったのですが
私は参加できず、今日だけの参加となりました。
フィリピンからも受講生が12人の参加で
それぞれがまとめの発表を行っていました。



終了後は、私の好きなアジアンレストランを紹介して
みんなでランチタイム。



解散後は、友人を案内しながら21世紀美術館、
兼六園、金沢城などを歩いて、夕方に駅まで見送りました。
シメやイカルの群れが移動していました。

これから彼ともいい繋がりが新たに始まりそうです。
とりあえず今秋、ガンの飛来時期に彼の活動している
宮城県に行ってみようと思いました。
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12月の里山ゼミ会。(12/27*木)

2018年12月27日 | 角間里山ゼミ会


12/26は自然史資料館で、副館長の
中野真理子さんを講師に迎えて
植物の話と自然史資料館の取り組みのお話を聞きました。



学生の頃に研究していたという
モウセンゴケのお話は興味深かったです。



最後に参加者に順番に自己紹介をしてもらい、
この日の感想や質問もしてもらいながら
まとめの時間としました。

この日は10人が集まり、
みんなで熱心にお話に耳を傾けました。
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「山間地保全のセーフティーネット」(10/20*土)

2018年10月20日 | 角間里山ゼミ会




昨日は、角間里山ゼミ会に金沢大学の
林直樹先生をお招きして里山の過疎化をテーマに
お話をしていただきました。
テーマは「山間地保全のセーフティーネット」
〜発動しないことを願いつつ〜





今後、日本は少子高齢化がどんどんと進み、
地方の過疎化は止まりません。止まらないどころか
今のペースでいくと、50〜60年後には人口が半分となり
田畑は耕作者が消え、生活そのものが現在とは変化していきます。
その時に私たちはどんな生き方の選択をしていくのか?

今回は山間地の農村のあり方からそれを探ったのですが、
石川県では特に能登半島の過疎化の問題はかなり深刻です。
これからの農村の未来を考えると、
今、私たちが模索しながら次の世代に伝えていくべき
大切なものが見えてきました。

それは生活の多様性、手段の多様性、
多様な取り組みをしながら模索し、次代の人たちがその中から
よりよい方法を選択していく・・・。この「多様性」を大切にしていく方法は、
今後、いろんな場所で必要となっていくでしょう。
今回も学びが多かった10月の角間里山ゼミ会でした。
興味のある方はぜひ参加してみてくださいね。
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