「台湾人生」を書いた酒井充子監督の第二弾、「台湾アイデンティティー」を
東中野にある、ポレポレ中野で観てきました。
第一弾の「台湾人生」は、日本統治時代に生きた方々のお話でしたが、「台湾アイデンティティー」は戦後のお話です。
現在の自由で活発な台湾からは想像できない時代がありました。
日本が戦争に負けたことで、台湾の方たちの生活が大きく変わります。
国民党政権のもと、戒厳令の中で起こった独裁政治、嫌疑だけで
見せしめのために街中で処刑が行われ、人々は日々恐怖に怯えました。
日本軍としてインドネシアに行き、敗戦後はインドネシアの独立戦争に協力をし、
台湾人として生まれ、日本人として生き、最後はインドネシア人として死んで行く人生。
そんな時代を生きた方々のドキュメンタリー映画ですが、
出演される方々が本当に美しくて、哀しくて・・・涙なくして語れません。
日本人にも、台湾人にも観ていただきたい映画です。
8月23日(金)までポレポレ中野で上映中です~