腫瘍内科医一家のニューヨーク滞在記

ニューヨーク研究留学中での出来事を感想を交えてメモ代わりにつづります。

食物アレルギー対策 その3

2010年05月28日 12時47分52秒 | 日記
 下の7歳の息子がいまだに乳製品とピーナッツにアレルギーがあることは何度かブログでもふれた。日常、ニューヨークの街中を歩くと、どうしても、パンやケーキが目に入ってしまう。

 息子は、乳製品が食べられないことにたいして、駄々をこねたり一切しないのであるが、当然ながら食べたいのを我慢している。
 
 こちらのアパートは、一般的に、キッチン用品、洗濯機等の、いわゆる白物家電が、初めから備え付けれらていることが多い。もちろん、日本のキッチンと比べると簡素な造りではあるのだが、機能的には必要十分といったところである。ガスコンロ、電子レンジ、冷蔵庫はもちろんのこと、ガス式のオーブンがあるのは嬉しい。日本の自宅をオール電化仕様にしたため、オーブンに関してはこちらの方がパワフルで大きく使い勝手がよい。
 そういうこともあって、こちらに来てから、娘が簡単ではあるがケーキを焼くことを覚えた。
 市販のカップケーキには、ミルクやバターが入っているので、息子は口にできないが、自家製なら、小麦粉、ベーキングパウダー、マーガリン(乳製品が含まれていない)、はちみつを混ぜて焼くだけで作れる。
 先日娘がカップケーキを焼いた時、初めて自分で作った娘はもちろんのこと、息子も「本当にケーキを食べてもいいの!」と声を上げて喜んだのが印象的だった。

 そして、パン類については、ニューヨーク名物の「ベーグル」や「プリッツェル」は、通常、小麦と水と塩だけしか含まれていないので、息子も問題なく食べられる。

 あとは、ドイツ製の豆乳から作られたホイップクリームさえ手に入れたら、イチゴショートケーキを作れるのであるが、まだ、ニューヨークで見つけることができていない。11月の息子の誕生日までには何とか手に入れてやりたい。