腫瘍内科医一家のニューヨーク滞在記

ニューヨーク研究留学中での出来事を感想を交えてメモ代わりにつづります。

ニューヨークでは日焼けは自慢!?

2010年06月09日 11時37分56秒 | 日記
 5月31日のメモリアルデーに、ブルックリンの最南端にあるコニーアイランドに出かけた。
 
 ここは、ニューヨークにあるパブリックの海水浴場として有名らしい。
 なんといっても、自宅のルーズベルトアイランドから地下鉄Fラインで直通でちょうど一時間のところにあり、毎月30日間有効のメトロカードという市内の地下鉄、バスが乗り放題のパスカードを買っているので、交通費が全くかからないのもいい。

 タイミング良く、5月29日には「ルナパーク」という小さな小さな遊園地が2008年の閉鎖から二年ぶりにリニューアルオープンした。19個のうち、12個のアトラクションしかオープンに間に合わなかったところがいかにもアメリカらしい。
 
 人の多さにも驚いたが、雰囲気もマンハッタンとは打って変わり、街並みも人々も庶民的である。正直、大人から見ると「ルナパーク」が、驚くほど小さく小さな子供向けのアトラクションが多かったのであるが、なぜか子供は大喜び。4時間乗り放題のパスを購入したが、制限時間いっぱいまで何度も乗り物に並んでいた。以外にも、マンハッタンには、子供向けの遊園地がないので、ごく小さな遊園地でも人気があるのかもしれない。

 ニューヨークは5月からとても暑くなった。気温が30℃を超える日も会ったぐらいである。日本より5℃以上は高い印象である。この日も、とても暑く、皮がむけるまで日焼けしてしまった。

 週明け、職場にいくと、職場の仲間だけでなく、出入りの業者の人まで、みんな嬉しそうな顔をしながら、「メモリアルホリデーにカリブ海かどこかリゾート地にでも行ったのか?」と聞いてくる。大御所の先生まで「お前は週末ビーチに行ったのか。」とニコニコしながら聞いてくる。こちらでは、週明けになると、まずはお約束として週末にどこに出かけていかに楽しんできたかかをお互い確認しあう。日本人の感覚なら、少々自慢に聞こえるかもしれないが、こちらでは人生はエンジョイするものという感覚なので全く嫌味にならない。日本だと、下手をすれば、この忙しいときに自分だけ楽しみやがって、などと理不尽な中傷を受けてしまいかねないだけに、オンとオフの区切りをきっちりつけるアメリカ人は素晴らしいと思う。
 
 今回は、妻は日焼けしたくないからと、毎度のごとくジムに行ってしまったため、自分は子供のお守でついていっただけなのだが・・・。自分の日焼けは、自慢になどなりようもなく、炎天下での子守の「忍耐」の証でしかないのである。子供たちはたっぷり遊んで、家についたのは夜の7時30分であったが、夏時間を採用しているアメリカはこの季節8時過ぎまで明るい。息子の「いまから野球をしよう。」でまたもや完全にとどめを刺されてしまった。