今週末は、私をのぞく家族3人が病気で、予定がすべてキャンセルとなった。
毎度のごとく、内科専門医でもある私の診断と治療方針に納得のいかない妻をかかりつけのクリニックに連れて行くことになった。半分冗談で、日本から持参の薬が切れてしまったのが一番大きい受診理由であったが、院長先生との雑談の中で、日本の政治が話題になった。アメリカ人の間では、日本の首相があまりにも短期間で交代することがジョークやギャグ(死語?)にされているらしい。明日から、我が国の首相が国連総会出席と日米首脳会談でこちらを訪問されるらしいが、今度こそ我が国の名誉のためにもジョークの対象にならないように頑張っていただきたい。
以前にもブログに書いたが、こちらでは医療費のうち、医師の診察料、技術料が一番高い。こちらで何軒か受診したが、内科、小児科、産婦人科、眼科、皮膚科といったところで、初診料だけで保険会社への請求額で200-300ドルが相場のようだ。ちなみに職場の保険(PPO)では、自己負担分は大抵の検査をしても、たとえ小手術をしても一回15ドル程度の一律となっている。一度、私のミスで息子に乳製品が添加物として含まれているソーセージを食べさせたときに全身に皮疹が出て、某大学の救急外来に連れて行ったときは、保険会社へ請求する医療費自体は900ドル弱であったが、自己負担はこのときもたしか15ドルであった。薬剤費はエピペン(アナフィラキシーショック時用のエピネフリン自己注射)二本とステロイド内服で20ドル程度であった。確認してみると、職場が保険会社に払っている医療保険料は、家族4人で年間約25000ドル程度のようである。さらに、歯科保険は医科保険とは別でありとても高額である。こちらの医療費は高額で、医師は開業医、勤務医問わず日本より高給取りなのも容易に想像がつく。
尚、私の信頼と名誉!?のためにも、本日の診断は、日米で違いがあるわけがなく、全く私と同じ診断と方針であったことはお伝えしておきたい。(苦笑)
写真はお土産にいただいたtsuscherのハロウィーン向けのトリュフチョコレート。
明日からマンハッタンは国連総会の警備で渋滞してしまい、子供のスクールバスが遅れてしまうのだろうな。