近所に住む、叔母が
「アルバムの整理をしていたら、
たくさん写真が出て来たから、
持っていくね。
自粛中で暇でしょう。」
そう言って、玄関先に置いていってくれた。
田舎では、留守中に玄関先に
野菜や物が置かれていることがよくあるが、
家にいるのに玄関に置いておくパターンは初めてだ。
自粛中はマスクしていても
会うのは憚られるらしい。
恐るべし!コロナパワーというか、
マスメディアパワー。
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田舎は真面目ていい人が多いだけに
みんな一挙一動にピリピリして、
ストレスで免疫が下がってしまうんじゃないかと
逆に心配してしまう。
コロナになるのが怖いというより、
あの人がなったと
言われるのが怖いという感じ。
この状況で、沖縄に来ることを決めた母は
すごいな〜と改めて思った。
私なら、ビビって来なかったかもしれない。
私たちは沖縄にいて、
そんなに周りもピリピリしてなくて、
気をつけて行動していたら大丈夫という
雰囲気だった。
もしかしたら、私の周りだけ
そうだったのかもしれないが……。
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母がハルくんに会いたかった思いの強さを
ひしひしと感じた。
メダカの世話をしたり、
草引きをしたり、
もらったフキの皮を剥いだり、
田舎暮らしはすることには事欠かない。
母の暮らしぶりを見ていると、
テレビは、好きな番組だけ見て、
あとはラジオを聴くようにしているようだ。
特にニュースは、憂鬱になるから
見ないという。
それが良かったのかもしれない。
ラジオと新聞で、必要最低限の情報を入れる。
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近所に住む母の同級生の陶芸家の方が
こんな手紙を置いてくれていた。
同級生みんなに配ってくれているらしい。
毎月1回あった、同級会もしばらくお休み。
また、みんなで集える日を楽しみに
今は我慢の時だという手紙も入っていた。
1人も欠けることなく、
再会できるといいね。
叔母が持って来てくれた写真を
母と2人で見た。
昭和の終わりから平成の初めの頃の
懐かしい写真。
マスクなしの笑顔の写真を見ながら、
またこんな日が来ると
イメージしておこうと思った。
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「みかんの花の匂いがすごいな〜」
車を降りた時の私たちの第一声。
いつもは気がつかないことも
いつもと違う状況になると、
新鮮な感動をおぼえる。
旅は帰る場所があるから、楽しめる。
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☘️5月14日(金)☘️ 〜マリマヤ便り〜
K151 青い猿・黄色い種・音8
高い知性と感性を持つ「青い猿」
心の柔らかさが殻を破る「黄色い種」
「フォロー」がテーマ、母親的存在「音8」
現実を理想に近づけるために
あれこれ試みる日。
心とハートで感じてみよう。
直感を大切にすれば、
イメージを形にできる。
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