みそblog

元ソウル市民みそみそ
日常で感じることを
思いに任せて書いてます

適当更新お許しください

2006-01-13 | 日記

昨年末から
おばあちゃんが入院したと言う話を聞いていた。
昔は糖尿病とか患ったりしてたけど
今回は軽度の認知症

おばちゃんたちの話によると
昼と夜が分からなかったとか
おもらししちゃったとか

もともと独り住まいだったので
みんなの目の届く市内の病院で
介護を受けることになったらしい。

今日はお父さんと一緒にお見舞いに行ってきた。
ベッドには、ぐしゃっとまるまった掛布団。
よく見るとその中でおばあちゃんが寝てた。

年をとると小さくなるんだ。

お父さんが声をかけても、
横たわったまま小さく返事してたのに
孫が声をかけると
ぴりっと電気が走ったように
一生懸命起き上がり始めた。

おばあちゃんのお見舞いは
赤いお箸箱に入ったお箸
ストローの付いたお茶のみと
置き鏡にした。

白くて小さな鏡だけど
おばあちゃんは
何度も覗き込んで
髪にブラシをかけ始めた

ね、お父さん
これきっと喜ぶよって
私の言ったとおりでしょww

でも途中で急に
その鏡を伏せたおばあちゃん

どうしたの?

「こげんことしよったら
 先生に笑わるぅ」
(こんなことしてたら先生に笑われる)

あははは
誰も笑わんよ
いつも綺麗にしとかんとね

女性の老いを防ぐには
鏡が有効だと聞いたことがある
泣いてる子供も鏡からは
目をそらす

私も弱い涙が止まらないときは
わざと洗面所に行って鏡を見る
「なんて顔して泣いてるんだ」って
そこで背筋を伸ばした事も
1回や2回じゃない。

小さな鏡だけど
おばあちゃんが自分を失わず
また元気になってくれることを
信じている