こんにちは。
本日の京都は早速梅雨の中休みでしょうか、
薄曇りではありますが、明るい曇り空です。
くんくん…今日は雨の匂いも近くにはないようです♪
さて。
本日は珍しく音楽の話題から。
ご存知の方も多いでしょうが、先日アメリカで行われた
「第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」で
20歳の日本人男性、辻井伸行さんが優勝されましたね♪
何かと切なくなるような話題は豊富な日本、
その中でもひと際爽やかな話題でした。
辻井さんオメデトウ~ !!
Congratulations ~!!
そんな中、今朝辻井さんがインタビューに応えられて
いる様子を見て、とても素敵だなぁと思う一言がありました。
インタビュアーの一人が、
「もし、一日だけ目が見えたら何が見たいですか?」との質問を
辻井さんにされていました。(彼は盲目のピアニストです)
すると…
「両親の顔を見てみたい、海や花火も見てみたい」との答え。
そして、それに続いて
「でも、それらは心の目で見られるので、今は充分満足してます」
との事でした。
素敵な返答です…。
「心の目」という言葉もそうなのですが、何よりあるがままを
受け入れる事ができる心の柔らかさと強さを感じます。
もしかしたら…彼が生み出す音の前では
心の目は実際の目よりももっと多くのものをとらえ、
美しい色彩で映し出しているのかもしれませんね。
私には専門的な知識も、それを聞き分ける耳もありません。
美しい絵や文学を精査するような目もありません。
けれど、それでも何かに惹きつけられる事はあります。
その惹きつける力を持つものを芸術とするのならば…
全ての芸術の前では、人は常に平等であるはず。
そしてそれは演者・作者に限らず、全ての人に言えるのでは。
芸術に癒され、感動できる事は
全ての人々に平等に与えられる喜びなのですから。
何かに感動できるって、とても幸せな事なんでしょうね♪
「本日の cafe BGM ♪」
今日の♪は珍しく、少し古い一曲。
西田敏行の「もしもピアノが弾けたなら」です。
この主人公は…たとえピアノが弾けなくても
思いを心の中や声に変える術をちゃんと持ってるのでしょうね。
それだって、とても素敵な事だと思います。
「もしもピアノが弾けたなら」 song by 西田敏行
もしもピアノが弾けたなら
小さな灯りを一つ点け
きみに聴かせることだろう
人を愛したよろこびや
心が通わぬ悲しみや
おさえきれない情熱や
だけどぼくにはピアノがない
きみと夢見ることもない
心はいつでも空回り
聴かせる夢さえ遠ざかる
遠ざかる…
私の言葉が、あなたへ届きますように
美しい調べも、鮮やかな色彩もまとってないけれど、
それでも心を込めてあなたへと贈ります
宗流
和装小物 宗流
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