cafe de sou-ryu

ほっと一息
ちょっと休憩しませんか?

作り手と使い手の距離

2009年06月23日 23時24分55秒 | my works
こんばんは。
本日の京都はまたもや梅雨のお天気とは思えない程
快晴でとても暑い一日でした。
毎年、梅雨時期ってこんなに暑いものでしたっけね…?




さて。
今日は宗流のお仕事関連のお話です。

みなさんは「my箸」って普段お持ちになられますか?
飲食店などで食事を提供される際、出される割り箸等を
使わず、自分のお箸を持ち歩かれる方が増えてますね。
もちろんお昼にお弁当を持参される方なども、
お持ちの方が多いかと思います。


私はお弁当持参ではないものの、持つだけは持ってはいます。
でも、ついつい持ってるのを忘れて割り箸を使ってしまう事が
よくあるのですが…。

そんな「my箸」を持ち歩く時に便利なのが、「箸袋」です。
言ってみれば、割り箸が入っているあの紙製の袋と
同じようなものですね。


実は宗流、とあるイベントでその「箸袋」を制作する事になり、
これからそのサンプル作りのためのたたき台を作ります。
サンプル自体は色のバリエーションなども多いため
加工先さんにお願いをするのですが、そのサンプルを
作って頂く前に、まずは何パターンかを作ります。


でも…
実際にデザインや構造などを考えてみたところ、
どうもデザインとしては色々と作ってみたいものが
浮かぶのですが、機能的な面での構造がいま一つです。
お店に並んでいるものやサイトを見てはいるものの
使い勝手を全て試す訳にもいかないので、
ただいま頭の中の空想の箸袋で、あーでもない
こーでもないと試行錯誤中です。


実際、この「箸袋」に限らず、新しい製品を作る時は
何度も考えては作る作業を繰り返したりするのですが
いつもは普段扱っている和装小物の中の範囲のため、
それほど苦労は感じないものの、今回は勝手が違うため
宗流、ちょっと苦心しています。


使う方が使いやすいもの、使いたいと思うもの
作り手が作りたいと思うもの、作りやすいもの
それは必ずしも一致することではないのでしょうね。
使う方が何を望まれているのか、逐一わかるといいのですが
なかなかそんな簡単にはいきません。


しばらくはその距離感をどう埋めるのか、
考えをめぐらす日々が続きそうな今日この頃です。
でも、あれこれと考え悩むよりも、
案外「生むが易し」なのかもしれませんね。
ふぅ…。




と、そんな事を考えながら本日の画像を探したのですが
なかなかイメージに合うのがなく、お箸=お弁当という
安直な発想でお弁当を作ってみました。
もしや、いい案が浮かぶかも!との淡い期待は撃沈でしたが…。
おそらく、遊びに行く時のお弁当を除いては、
二年ぶりくらいに作ったかも。
明日のお弁当にしようかしら?と思いましたが
すでに盛り付けてしまったので、
本日の晩御飯にした宗流です♪




宗流


和装小物 宗流
http://www.sou-ryu.jp