のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

大学のお稽古(2025.02.27)

2025-02-28 14:28:58 | 茶道

床 「弄花香満衣」橋本紹尚筆

花 月光椿・白梅

花入 織部耳付

菓子 菜の花金団

 ● 薄茶棚点前(絞り茶巾にて)

 口の小さな筒茶碗に湯をこぼさず入れるのは、難しいのですが見事にできました。

 1年に1回の絞り茶巾の稽古も今日が最後です。

この稽古を通して、水屋での茶巾の扱いが正しく出来ることを期待します。

 ● 薄茶逆勝手運び点前(絞り茶巾にて)

茶碗・棗を常の通り運び出し、棗を水指前の左に、茶碗を右手に持ち替えて、棗の右に置きます。

帛紗を右に付けて、右膝頭で捌きます。

茶筅通しした湯は、左手で建水に捨てます。

以後、建水に捨てる手は、左右交互になります。

茶碗の扱いは、底をわしづかみにしても常の通りの持ち方でも扱いやすいようにしてください。

 棗の蓋は、膝と茶碗の間に置きます。

 ●薄茶棚点前(絞り茶巾にて)

本勝手では、帛紗を左膝頭で捌きます。

 ● 薄茶逆勝手運び点前(絞り茶巾にて替え茶碗付)

 はいけんを所望されて、道具を勝手付けに畳んだ姿です。

棚を使用しない場合はこのようになります。

2月はあっという間に逃げて行きました。

 

 

 

 


2025.02.22の自宅稽古(七事式)

2025-02-23 20:06:44 | 茶道

花 桃・曙椿

花入 備前耳付

薄板 杉木地(草)

内裏雛 染付

七事式の中から、仙遊の式と貴人清次花月を稽古します。

 ● 仙遊の式

 花は廻り花で、全員が入れます。

 炭は本炭所望

 香は主客が本香、次客が次香を焚きます。

 次香は志野袋に入れて、次客が持ち出します。

菓子 花七宝

濃茶を亭主が練り、全員で頂きます。

その後、「薄茶は花月で」と言って、干菓子と折据を持ち出し、四畳半に詰めます。

仕舞花が茶碗を取り込んで、総礼、座替わりとなり八畳に広がる(蜘蛛の子散らし)

 仙遊の式は初めての人、二度目の人で、とても時間がかかりましたが、何とか終わりました。(>_<)

 ● 貴人清次花月

水屋で折据を回し、菓子をいただきます。

菓子 蝶々

休憩なしで貴人清次花月をいたしました。

皆さんぐったりでした。

脳の鍛錬になります。

 三月は釣釜です。

毎年、この時期は忙しなく過ぎて行きます。

 

 


大学のお稽古(2025.02.19)

2025-02-23 18:46:57 | 茶道

 大学のお稽古は三人の出席でした。

春休み中でも、熱心な学生は頑張っています。

菓子 蝶々

  ● 薄茶棚点前(絞り茶巾にて)

 ● 逆勝手(絞りにて)

脇床を水屋に見立てて、逆勝手の稽古です。

二人の指導者が客となって、薄茶を頂きました。

基本通りの居前と道具の配置です。

筒茶碗で点てるのは大変難しいです。

 初めての逆勝手です。

茶碗・茶筅を温めている間に、茶巾を畳みます。

茶筅通しは、斜め右上に引き上げます。

 風が冷たい日々が続きます。

今日は早く終わって良かった!

 

 

 


2025.02.15(小習)逆勝手

2025-02-15 18:40:02 | 茶道

花 白梅・月光

花入 萩瓢掛花入

待合の短冊 「和雪香」

      梅の画賛

   (梅花 雪に和して 香ばし)

 昨日は、今年一回目の研究会でした。

三軒茶屋の人見記念講堂(昭和女子大)まで行って来ました。

課目 盆点・薄茶棚点前・員茶でした。

基本の所作に対する指摘があったのは良かったです。

「基本が大事」は、家元が繰り返し、淡交 で述べています。

今日の稽古は、年に一度の逆勝手です。

頭の体操になります。

 ● 初炭手前

本勝手とは左右逆に炭を組みます。

釜敷きは、わさを外にして懐中します。

羽根は、左手で取って右手に持ち替えて初掃き・中掃き・後掃きをします。

 ● 逆勝手 薄茶運び点前絞り茶巾にて。

菓子 ふのやき・和三盆

本勝手とは逆に置き合わせます。

茶巾を絞った状態のまま釜の蓋に置き、茶筅を茶碗の中に預けます。

茶碗・茶筅を温めている間に茶巾を畳みます。

居前は完璧です。

茶筅通しの続きをします。

右膝頭は外炉縁の延長まで進みます。

淡々斎好み梅月棗(写)

茶杓 樺細工(角館にて購入)

茶杓の裏が気に入ってます。

 ● 逆勝手 濃茶棚点前

菓子 薔薇

三人分を練ります。

詰めまでお茶が回る間に、亭主と主客の会話の稽古が出来ます。

棚の飾り方も本勝手とは逆になります。

茶入 備前緋襷

茶杓 淡々斎(写し)

仕覆 苺裂

 お茶を茶碗に入れる時は、蓋は膝前になります。

拝見に出す時は、本勝手の左右逆になります。

返す時は写真の形です。

 歩き方も左右が逆になりますので、頭の体操になります。

お疲れ様でした(笑)


大学のお稽古(2025.02.13)

2025-02-13 19:23:37 | 茶道

菓子 バラ(茶の湯の菓子としてはどうなのでしょう?)

 台風なみの強風のなか、大学に行って来ました。

極寒のお点前、「絞り茶巾」のお稽古です。

茶巾を絞ったまま茶碗に仕込みます。

 ● 薄茶棚点前

茶筅通しや茶を点てる時は、茶碗を斜めにして行う。

茶筅通しで茶筅を入れたら、茶碗を温めている間に茶巾を畳む。

寒い季節に、十分に茶碗を温めてアツアツのお茶を差し上げる心遣いです。

 ● 逆勝手

 通常の本勝手とは逆に炉が切ってあります。

客も亭主の左側になります。

棗と茶筅の置く位置が左右逆でした。(´;ω;`)

拝見に出します。

筒茶碗は口が小さいので、そこを先に清めます。

春休みに入ったので、少ない人数ですが三年生と二年生が一緒に稽古が出来るのは良いことです。

三年生の逆勝手を見て、二年生もやりたいと言ってくれました。

新しいことに挑戦したいという気持ちが見えるのは、指導者にとってこんなにうれしい事は無いです。