上の写真は、JR大宮駅西口近くの複合文化施設大宮ソニックシティ前にある、白井 助七(しらい すけしち)翁(1841年~ 1896年)の胸像です。白井翁はブログ主の実家のすぐ近くで幕末に生まれ、明治初期に大宮(現在のさいたま市大宮区)に鉄道駅を誘致することに尽力した功労者とされている人物です。大宮区内の小学校に通った方であれば、おそらく学校の授業で名前を聞いたことがある方がいらっしゃるかもしれません。また駅と合わせて翁の私財を投じて鉄道工場(現: 大宮総合車両センター・大宮車両所)を誘致したことも良く知られています。
この結果、大宮駅は21世紀の今日、東北新幹線、山形新幹線、秋田新幹線、北海道新幹線、上越新幹線、北陸新幹線の合計6新幹線が毎日発着し、在来線は京浜東北、宇都宮、高崎、埼京、川越のJR5路線に加えて、東武アーバンパークライン、埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)の合計13路線が行き交い(乗り入れ路線数は東京駅に次いで全国2位!)、毎日の平均乗降者数約70万人を誇る鉄道の街おおみやの礎を築いた人物として顕彰されています。おまけに用地を無償譲渡してもらった謝礼を鉄道工場から受け取った白井翁はそれを町内に小学校を設置する費用に寄付したそうです。ちなみに、その小学校はブログ主の母校です。
何だか美談の塊のような人物で、ブログ主は眉に唾を付けたくなることがあります(白井さん、申し訳ございません)・・・