上の写真は関門海峡を見下ろす高台にある料亭春帆楼にある日清講和条約(通称下関条約)の会議が行われた部屋の展示です。1895年4月17日に、日本側伊藤博文総理、陸奥宗光外相、清国側全権李鴻章らの会談(下の写真)が行われた部屋です。上の写真のように当時の会議室の様子がそのまま残されて公開展示されています。日本側は軍事的優勢を背景に講和会議の途中でも台湾近辺の澎湖諸島への陸軍部隊の上陸などの軍事行動を続けて清国側に譲歩を迫っていました。しかし、この建物の外で李鴻章全権が日本人の小山豊太郎にピストルで撃たれて負傷するという不祥事が起ったため日本側は軍事行動の停止をせざるをえなくなりました。その記念碑も残っています。
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