6月6日の正午頃、遮光眼鏡で金星の太陽面通過を観察しました。太陽自体がハンコ位のサイズで金星はその中の小さな黒点でした。ところで今から240年以上昔、イギリスの科学組織、王立協会はキャプテン・クックの名で有名なジェームズ・クックを艦長とするエンデバー号を南太平洋のタヒチ島に派遣し、金星の太陽面通過の科学観測を行わせています。観測の目的は、金星の太陽からの距離をより正確に算出するための測定で、成功すれば、軌道の計算に基づいて、他の惑星の太陽からの距離も算出できるということでした。1769年の6月3日に観測は成功しましたが、当時の観測器具の解像度が不足のため期待された観測結果は出なかったそうです。それにしても18世紀の科学事業としては非常に有意義な成果として歴史に残っています。私も小学生の時にこの話を本で読んで、金星の太陽面通過という言葉を記憶に残しました。
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