博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

あいの風とやま鉄道

2015年11月04日 | 北陸の風物

 北陸新幹線の開業に伴い、JR西日本の在来線は、富山県内(倶利伽羅駅・市振駅間)が第三セクター化としてJRから切り離され「あいの風とやま鉄道」になりました(石川県内の倶利伽羅・金沢間は「IRいしかわ鉄道」が管轄)。写真はその新しい車両と新装なったあいの風とやま鉄道ホームです。「あいの風」とは、富山や石川で春から夏にかけて沖から吹く北東の風のことで、古くから豊作や豊漁を運ぶ風として県民に親しまれている風です。この結果、富山県内のJR西日本路線は城端、氷見、高山の3地方線だけになり新幹線以外のJR幹線は存在しなくなりました。

 この結果何が起こったかです。驚いたことにJR博多駅から富山駅までの直通の切符が、金沢駅からの北陸新幹線を介さないと買えなくなったのでした。金沢・富山間がJR線ではなくなったからです。博多駅から新大阪駅または京都駅で金沢駅まで特急サンダーバードに乗り、金沢駅で北陸新幹線に乗り換えと2回乗り換えないといけなくなったのです。あいの風線の切符は博多駅では買えないので、これに乗車しようとすれば博多・金沢間の切符を買って金沢駅で下車して富山駅までの切符を金沢駅で買わないといけないようです。金沢・富山間を乗り越し扱いにしてくれるかどうかは今回は分かりませんでした。今回は金沢から富山まで、また新幹線に乗りました。料金は3月以前と変わらないようですが、1回の乗り換えで済んだものが2回乗り換えないといけないので何だか不便になった感じです。金沢駅で買ったコーヒーを飲み終わらないうちに富山駅に着いてしまうくらいに北陸新幹線は速いのですが、乗り換えに20分ほどかかったので乗車時間も以前と余り変わらないのでした。金沢富山から東京方面への交通が抜群に便利になったことは全くおめでたいことですが、西日本の人間にはちょっと残念なことでした。


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