博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

国産ロケットの日

2023年09月20日 | 宇宙開発・天文
 今日は「国産ロケット初打ち上げの日」だそうです。1957年(昭和32年)9月20日に、秋田県道川海岸のロケットセンターから国産ロケットが初めて打ち上げられ、実験が成功したという日です。日本の宇宙開発・ロケットの父とも呼ばれる東京大学生産技術研究所の糸川英夫教授(1212年~1999年 上の写真は1962年の糸川博士です)のチームにより開発された「カッパ4C型1号機」(上の写真は1L型)が、高度約4万5000mに到達し宇宙線の観測に成功した日だそうです。国際科学観測のためのIGY(国際地球観測年)に間に合わせるために開発されたロケットですが、改良を重ね1988年まで息長く30年以上宇宙空間観測にのために打ち上げられました。私も小学生の頃、ボール紙でカッパロケットの模型を作って遊んだ記憶があります。ちなみに「カッパ」は河童ではなくギリシャ文字のΚ のことです。
 秋田県道川海岸で1956年(昭和31年)から1962年(昭和37年)まで、東大はロケットを打ち上げていたのですが、道川海岸は日本海に面しており、水平線の彼方には北朝鮮と旧ソ連の沿海州がありました。この2国は日本政府と東大に抗議してこなかったのだろうかと今となっては不思議に思います。1962年以降は、太平洋側の鹿児島県内之浦宇宙空間観測所に発射場が移転しました。上の写真も内之浦のものです。
※上の写真はJAXA様のホームページから引用させていただきました。
https://www.jaxa.jp/article/interview/2013/vol77/p2_j.html

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