本ブログでは、2005年11月4日に「白血病と少女まんがの主人公」(注)という以下の記事を掲載しました。昭和40年代前半、ブログ主が小学校低学年の頃の記憶です。
ー私には3歳年下の妹がおりますので、子供の頃はいつも少女マンガ雑誌が身近にありました(中略)テレビドラマにも戦争の記憶がそこかしこに登場していました。少年少女マンガも例外ではなかったわけです。あるWEB掲示板で少女マンガの「お約束」として「主人公は白血病で若死にする」という記述がありました。さてそこで思い出したのですが、今でも記憶にあるのですがこんな少女マンガの一シーンがありました。残念なことに漫画の作者も題名も掲載誌名も記憶にないのです。主人公の女性は既に白血病で死去している。 主人公は昭和20年8月6日に広島にいた母親の胎内で被爆しており成人して間もなく発病したのだった。しかし母親は発病しなかったのでした。
主人公を想っていた男性が葬儀の後、お墓の前で主人公の母親に時々墓参りに来て欲しいと話しかけられる、 すると男性は寂しそうに、
「私は間もなく入院しなくてはなりません。もうおめにかかれないと思います」と語る。母親は驚いて「もしやあなたも・・・」
男性は「8月のあの日、実は私も新生児として広島市内の産院にいたのです」と語る。
去っていく男性、心の中で呟く「ぼくの白血球数は既に30000を超えた。もうすぐ君のいる所にいけるよ」
というラストシーンをおそらく40年近くたったであろう今も覚えています。
どなたか何という作者の何という題名の漫画か分かる方はいらっしゃいますか?
-という記事でした。この記事を掲載してから19年の月日が経過しました。上記の主人公がもし実在して生存していたら、間もなく80歳(卒寿)を迎えることになります。時の流れの速さに唖然としてしまいますが、単にブログ主が年老いただけとも言えます・・・
(注)https://blog.goo.ne.jp/ss18m/e/d9ea23b5b90343a85467b0ccf9a01ed0