マイミクのmasamasaさんから、青森六ヶ所村核燃料再処理施設稼動反対運動で有名な田中優さん(未来バンク事業組合理事長)の講演会が富山であることを教えて頂きました。残念ながら別件があり私は行けませんでしたが、UstreamTVで田中さんの講演を聞くことができました。
こちらです ⇒ http://www.ustream.tv/recorded/13373990
再生可能エネルギーについての田中さんの見解は、
・再生可能エネルギーの技術革新の継続
・電力「発送電」事業への自由参入の拡大
の2点に集約されるようです。表現の大げさな点がちょっと気になりますが、間違ってはいないと思います。この2点は大いに推進する必要があると思いますし、努力する価値は十分にあると思います。それらの努力が全て実っても、それでも再生可能エネルギーの電力総需要に占める比率が原子力のそれを超えることは難しいと思います。
なぜなら問題は電源に何を採用するかではなく、電力需要の特徴を生み出す私達のライフスタイルにあるからです。電力需要の特徴とは、産業経済活動に由来する需要のピークが昼間にあって、夜間の需要が減少すること。需要の季節変動が大きいこと(夏場の冷房、冬場の暖房)。供給側の電力会社は、こうした変動のピーク(最も電気が使われる瞬間)に併せて発電所を設置・稼動しないといけません。ピーク時に需要が供給を上回ったら発送電システムはパンクします。そうさせないためには莫大な設備投資が必要です。ピークが持続する時間は大抵短時間なのですが、その短時間のために巨大な発電所が、しかもピーク時以外は使われない発電所の設置が必要になるのです。現行の再生可能エネルギーではこうした短時間のピーク変動に対処するのは難しいのです。
もしも時刻・季節に無関係に電力需要が一定していれば電力会社も最低限の発電所を維持していれば対応できるので楽です。そのため電力会社は需要者に夜間割引などを熱心に薦めるのです。以前、ご紹介した家庭用蓄電システムで夜間の電気を充電して、昼間その電気を使えば電気料金は7割引になります(東京電力の「おトクなナイト8」の場合)。蓄電システムの購入費を考えない場合ですが。
ソースです ⇒http://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/menu/home/home03-j.html
極端な考え方ですが日本人の半分が昼間活動し、半分が夜活動すればピークは大幅に緩和されるでしょう。したがって工場などの大口需要者は設備を夜間に稼動させるといった対策も考えられますし、実際にそうしている事業者もいるでしょう。
こんなことを考える必要も出てくるのです。
こちらです ⇒ http://www.ustream.tv/recorded/13373990
再生可能エネルギーについての田中さんの見解は、
・再生可能エネルギーの技術革新の継続
・電力「発送電」事業への自由参入の拡大
の2点に集約されるようです。表現の大げさな点がちょっと気になりますが、間違ってはいないと思います。この2点は大いに推進する必要があると思いますし、努力する価値は十分にあると思います。それらの努力が全て実っても、それでも再生可能エネルギーの電力総需要に占める比率が原子力のそれを超えることは難しいと思います。
なぜなら問題は電源に何を採用するかではなく、電力需要の特徴を生み出す私達のライフスタイルにあるからです。電力需要の特徴とは、産業経済活動に由来する需要のピークが昼間にあって、夜間の需要が減少すること。需要の季節変動が大きいこと(夏場の冷房、冬場の暖房)。供給側の電力会社は、こうした変動のピーク(最も電気が使われる瞬間)に併せて発電所を設置・稼動しないといけません。ピーク時に需要が供給を上回ったら発送電システムはパンクします。そうさせないためには莫大な設備投資が必要です。ピークが持続する時間は大抵短時間なのですが、その短時間のために巨大な発電所が、しかもピーク時以外は使われない発電所の設置が必要になるのです。現行の再生可能エネルギーではこうした短時間のピーク変動に対処するのは難しいのです。
もしも時刻・季節に無関係に電力需要が一定していれば電力会社も最低限の発電所を維持していれば対応できるので楽です。そのため電力会社は需要者に夜間割引などを熱心に薦めるのです。以前、ご紹介した家庭用蓄電システムで夜間の電気を充電して、昼間その電気を使えば電気料金は7割引になります(東京電力の「おトクなナイト8」の場合)。蓄電システムの購入費を考えない場合ですが。
ソースです ⇒http://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/menu/home/home03-j.html
極端な考え方ですが日本人の半分が昼間活動し、半分が夜活動すればピークは大幅に緩和されるでしょう。したがって工場などの大口需要者は設備を夜間に稼動させるといった対策も考えられますし、実際にそうしている事業者もいるでしょう。
こんなことを考える必要も出てくるのです。