部屋の写真がとても好き。
都築響一さんの「TOKYOSTAYLE」ようなのは特に。
裸を撮られるより自分の部屋を撮られるほうが恥ずかしい
そう感じる人が多いと都築響一さんは言う。
わかるような気がする。
部屋の中はいたって個人の趣味で埋め尽くされる。
洋服の趣味、飲んでるインスタントコーヒーの銘柄
家具やカーテン、電化製品、好きな味のポテトチップス
読んでいる本、聴いているCD、
使っている化粧品、整理整頓加減・・etc
少し乱雑で、今もそこに誰かいる感じのする
温度が感じられる部屋の写真がとてもぐっとくる。
、、
最近、アウトサイダー・アーティスト、ヘンリー・ダーガー(1973没)
の部屋の写真集を買った。
彼の仕事は色々な雑誌で紹介され映画にもなったので
あえて触れませんが。
彼のエネルギーが詰まった彼の部屋。
彼の空想世界で埋め尽くされている。
彼の部屋の写真は私の好きな種類の部屋。
一つのことに夢中になって、夢中になって
夢中になった乱雑さ。
そんな混沌とした感じが、わたしはたまらなく好きなんです。
そしてこの本の触り心地がまたいいんです。