『ソレデハ、ハジメテクダサイ。』
と、アナウンスが流れる。今、部屋内にいるのは金髪の男、黒髪の終わり女性、俺の彼女。そして俺の計4人だ。
黒髪「だいぶ減ってきたわね…」
彼女「ねぇ~、いつまでこんな事やんの~?つまんない~!」
…………
部屋に沈黙が流れる。
金髪が口を開いた。
金髪「一回参加したら最後。残り一人になるまでこの部屋からは出られないらしいぜ。」
彼女「全然理解出来ない!何それ!?そもそも、私はこんなのやりたくなかったのに!!アンタのせいよ!!」
…確かに俺が悪いのかもしれない。無理矢理こんなゲームに連れてきてしまったんだし。
ここは落ち着かせる為にも、謝るのが得策と言える。
「…ごめん。」
俺がそう言うと、三人は不敵な笑みを浮かべた。
…ハッ!しまった!!
『ビーーーッ!』
肌に突き刺さるようなブザーが鳴る。
「違う!今のは…ッ!待ってくれ!!う、うわぁぁぁあぁぁァ!!」
一人の男が何処かへ引き摺られていく。
『ソレデハ、ハジメテクダサイ。』