きっどさんは、ギリ仁鶴師匠の本当の全盛期を知ってる世代。
近年は「吉本中興の祖」と殆どアッタッチャブルな存在となって、
純粋に笑える存在では無くなってたけど。
一方、落語ファンとしては、
あの時に仁鶴師匠が七代目を継いでくれはったらなあ、
と今更ながら悔やむ。
確かに自らは吉本興業、そして松鶴の名跡は松竹の物、
との負い目があったのかも知れないけど(事実今は松竹芸能預かり)、
六代目は元々は千土地興行(松竹と密接な関係があったとは言え)
五代目なんぞ吉本時代が長かったし。
でなんで松葉指名やってんやろ?
その松葉も襲名前にガンで亡くなり、
本来継ぐのが決まっていた六代目の実子、
先代の枝鶴は消息不明、生死さえ分からない。
すっかり呪われた七代目。
松葉に追贈されたけど、その松葉の唯一の弟子は、松葉の看病疲れで廃業してしまった。
八代目はどうなってしまうのか?
このままでは笑福亭松鶴の大名跡が、このまま継ぐ者が居なくなる。
六代目の惣領弟子で、七代目の指名権があると言われた仁鶴師匠から、
なんらかの遺言が無かったのか?
哀悼の意を示すと共に、
それだけが知りたい。