散文:ぼくの胸を貫く矢が欲しい 2020-06-07 10:48:13 | 散文うたかたの記 感染拡大への警戒を呼びかける「東京アラート」は都庁を赤に染めるイルミネーションに表現される。(朝日新聞より転載)朝おきてPCの電源を入れる。電源といえば、2足の草履の仕事と趣味に没頭していたころは、PCの電源を落としたことがなかった。PCが立ち上がるまでの時間を惜しみ、身を削るように時間の隙間をひたすら追いかけていた。「そんなに死に急がなくても」と云われた。いまはひがないちにち花と空を見ている「時 . . . 本文を読む