睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

痛みが強い時は横になってじっと堪えている。

2010-12-07 06:41:15 | COPD・健康・白内障・メンタル

真っ赤に紅葉した楓の葉とどんぐり
2010/12/05 裏山にて
Cannon EOS Kiss X4

 

ツレは頭痛もち。
痛みが強い時は横になってじっと堪えている。
痛みは個人差があり痛みの尺度は明確に計測できない。

今までいちばん痛かったのは骨髄穿刺。
成長期の中学2年の時、原因不明の貧血におちいった。
麻酔を打たれた記憶はなく当時の看護婦さん5.6人に
手と足と腰を押さえ込まれたことだけ憶えている。

まさに肉を貫き骨にごりごりと錐を捻じ込まれる感覚だった。
最後白血病で亡くなった父も2度目の骨髄穿刺を怖れていた。
ツレの様子を見ていると痛みの質が分かるような気がする。

ツレの頭痛は副鼻腔の奥に腫瘍(良性)があり、
それが視神経の束に干渉し時に激しい頭痛を起こす。
原因は分かっているものの手術をするには難しい場所なので、
ここ1年はK大学病院に通院しながら対症療法を受けている。

今のところ、腫瘍を小さくするための抗生物質やら、
なにやらの薬と鎮痛剤を併用することで仕事に差し支えることなく
日常もつつがなく過ごせている。しかし治癒することがない...。

一生を薬にたよる生活ではあまりにも心もとない、
それが不憫でたまらない。

そこにあらたな展開が、
日本有数の副鼻腔専門医が今週はじめに外国から帰ってくるので、
専門医の診察を受けるよう大学病院から案内があった。
1年間薬を飲んでも少しも小さくならない腫瘍だけど、
決してあきらめず薬を飲み続けたことへの朗報かもしれない。

八百万の神に祈ることはたくさんある。
財布ごと賽銭箱に入れたい気分だ。





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