睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

散文:雲の雑記帳

2021-12-01 10:42:46 | 散文うたかたの記


今朝の雲はアラカルト
形容しがたい退廃ぶりだが航路はある
1万フィートを飛ぶ


透明感のない空に「青空、ひとりきり」は似合わない



ロバート・キャンベル著「井上陽水英訳詞集」より転載
病に倒れたキャンベルが病床で1日1作を英訳
していったことから本書は生まれた。
評論では人間の業や願いをすくって文学世界にも分け入っていく。

命のカウントダウンが始まったとき、
作家たちは何を日々記したか、何を望んだか。
陽水の歌から、
宮沢賢治、中江兆民、正岡子規など
近現代の作家たちの声が立ち上ってくる。

さらに、陽水が受けていたボブ・ディランの影響、
ジェーン・バーキンらは陽水の「カナリア」をどう解釈したのかも。
愛や人間、人生、社会と、本書の中で
陽水の言葉が読み手をも照らしていく。


祈り





Natureに同化したがる体質は
どうにかならないもんか
躁鬱のはざまに揺れる

「躁鬱」は放送自粛用語
いまは「双極性障害」 と云われる

なんだかなあ
端的に不具合を表す言葉はNGらしい
ぼくは使うけど
ことさらに

ぼくの耳は興味がないとつんぼに
ぼくの目は関心がないとめくらに
ときどきおしになる。

表現の自由とか講釈は云わない
しいていえば
美しい言の葉のリズムを求めて。


空いっぱい
Have a nice day!



讃美歌
Amazing Grace
Amazing grace! how sweet the sound
That saved a wretch like me!
I once was lost but now am found
Was blind, but now I see.

‘Twas grace that taught my heart to fear.
And grace my fears relieved;
How precious did that grace appear,
The hour I first believed.

Through many dangers, toils and snares.
I have already come;
‘Tis grace has brought me safe thus far,
And grace will lead me home.

The Lord has promised good to me,
His word my hope secures;
He will my shield and portion be,
As long as life endures.

Yes,when this flesh and heart shall fail,
And mortal life shall cease;
I shall possess, within the vail,
A life of joy and peace.

The earth shall soon dissolve like snow
The sun forebear to shine;
But,God who called me here below,
Will be forever mine.

(讃美歌第二編に収録 )


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2 コメント

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差別用語 雑感 (タナカ君)
2021-12-01 11:29:53
 差別の無い社会を目指す活動、 その一局面で話題になる差別用語とやら。 そもそも名詞なんて全て差別(識別)用語の集団だと思うのでがね。
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同感 (睡蓮)
2021-12-01 11:46:08
日本人は"右にならえ"の根強い習性があるからさ、
"よわきを助け"の旗印を誰かが掲げたりすると
よかれと思い同調するのでは。

使いたい語句も使えないなんて、
ムシして使えばクレームが(*´Д`)
くそっと思うww
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