睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

うたかたの記/19 三界に棲む家ありや風来坊

2018-12-10 10:10:00 | 散文うたかたの記


年末はヒマな日と忙しい日が交互にくる。
野暮用はなるべく一日に集中させるスケジュールは、
一日フルに働いたら次の日は休みの、ご老体向き。

大寺の年末年始は泡沫の如く銭が舞う稼ぎどきだが、
末寺は家族動員に檀家ボランティアの手を借りて、
なんとか年末年始を乗り切る始末。

庫裡の裏でかがり火に使う間伐材をナタでばっさり、
地元の酒蔵に甘酒用の酒粕を仕入れに行ったりとか、
普段やらないことは遊び感覚で楽しむにかぎる。

あくせくせずにテキトーに働き、たまには都会に行き、
田舎町に売ってない冬用のカンカン帽や鯛焼を買う。
手触りがいい厚手のフエルト生地が懐かしい。

ブログにリンクされた〇月〇日のつぶやきから、
「睡蓮さんの他のツイートを見る」をクリックで
Twitter本体に飛ぶ。日々のリアルな言葉は面白い。

中国本土まで行かなくても利根川の栗橋付近で見られる
ハクレンのジャンプ。(画像は久喜市HPより転載)

 Twitterの言葉はハクレンのジャンプみたいなもの、
小宇宙の大河からぴょんぴょん跳ねる生きた言の葉。
浅くも深くも"人となり"のもろ出しはちと怖いが( ;∀;)

顔見知りが一人もいないツイ友は不即不離を愉しむ、
付かず離れず10年来、理想的な距離感を保ちつつ。

風に吹かれる根無し草がひょいと戻れる心地よさは
gooブログにも共通するところ。
三界に棲む家ありや風来坊。



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