睡蓮の千夜一夜

馬はモンゴルの誇り、
馬は草原の風の生まれ変わり。
坂口安吾の言葉「生きよ・堕ちよ」を拝す。

視界不良を愉しむ

2018-06-03 11:12:15 | ひびつれづれ




自由な時間を手に入れてからというもの、
井戸の底から空を見るような狭い範囲が心地いい。
壮年期に広げた人付き合いはそれとなく狭めてきた。

コミュニケーション重用の風潮に逆行ともいえる。
SNSやブログをやるのはペリスコープ(潜望鏡)みたいなもの、
潜水艦だって浮上するときは水上を見るからね。

Virtualは一眼鏡が万華鏡に見えるl独自の面白味がある。
ただ生身の人間が持つ息遣いや表情や五感がないので
しばらくすると飽きてしまう。

そんなときは雑踏の中に自分を置きにいく。
HND国際ターミナルのベンチやイオンのソファーに座り、
雑多な音を聞きながら目の前を行き交う人を眺めている。

近くにあるスーパーの前に簡素なベンチが置いてあり、
そこにはいつも所在なさげなお年寄りがたむろっている。
人さまから見ればぼくも同類と見られているだろう、
ふふっと笑う。

リーマンの時と違いフリーランスが必要とする素養は、
ひとえに自戒と自律なんだけど・・・ぼくは欠陥品。

リーマンの時は
クラッチで云うところの「遊び」がないと
さんざん言っておきながら、今はギアがどこに入ってるか
分からないゆるゆるのポンコツ車。

メガネかけても視界が定まらない。
だからさ、
〆切催促してもムダなんよwww


さ、午後からは山の家でメダカと遊び、ヘビをからかい、
ダンケのステーキを食い、甘いデザートをたらふく食べ、
飽食の中で呆行と豊穣を考える。(妄想)
ひもじさからは何も生まれない。



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