わくらばはたゆとう浮かび大海へ

やんごとなきに死生観

悠久の時を流れるガンジスの川底には幾多の魂が宿っている
灰であり、骨であり、生焼けの遺体でもある。
この川に足を踏み入れ、頭から水をかぶり身を清める。

観念の想像ではなく自身が赴きガンジスの水に触れる、
おのれの死が目の前にちらつく前に、一度は行かねば、
長い間そう思ってきた。

去年、数次が切れたパスポートを取り直した。
これで10年の余裕ができ、いつでもgo!

起床は10時半、
ここまで寝坊すると居直るしかない。

腰に両手を当て思いっきりそらしたら
背骨がｺｷｯと鳴った。いい感じ。

1歩踏み出す時の左の股関節がたよりない。
軽い痛みがぴっと走る、
おいおい、おれの体重受け止められるか？

2歩目、3歩目からは大丈夫。

運動不足による筋肉の衰えであちこちガタがくる。
でもま、これは気の持ちよう。
これからまだ何十年と使うわけじゃないし、
なだめながら折り合いをつければいいだけ。

フロックコートに中折れ帽の紳士が手に持つ
ステッキがいい。意匠を凝らしたやつな。
すでに本で研究したから、いつでもOK.

朝飯を食べそこなった今日のブランチは、
デニッシュブレッドマイルドレーズンとか
やたら長いネーミングの市販のパン。

このパンはトーストすると風味がおちる。
生パンのまま帝国ホテルマーガリンをべったり
ぬって食べる。

このマーガリンはもう10年以上これひとすじの
お気に入り。軽い・塩気を感じない・柔らかい・
マーガリン特有の油のくさみがない。
こういうときのお供は牛乳より生茶がいいね。

ことさら終活はしない。
日々愉しくすごすのが終活みたいなもんだし、
遊びのついでに閃くことがあるからさ、
先に決めちゃうと変更しずらいっしょ。

それに事務的なことだけ始末しておけば、
あとは残された者がぼくの望み通りにうまく
やってくれると思ってるノー天気。

寝坊ついでに書いたから
これは備忘録みたいなもの。